渡部暁斗 前半飛躍5位、トップと44秒差で後半距離へ 山本涼太は2位タイ ノルディック複合個人LH

2022年02月15日 17:56

ノルディック複合

渡部暁斗 前半飛躍5位、トップと44秒差で後半距離へ 山本涼太は2位タイ ノルディック複合個人LH
渡部暁斗(AP) Photo By AP
 北京五輪ノルディックスキー複合男子個人ラージヒルが15日、張家口の国家ジャンプセンターで行われ、5大会連続出場の渡部暁斗(33=北野建設)が前半飛躍(ヒルサイズ=HS140メートル)で135メートルを飛び、126・4点をマーク。5位で後半距離(10キロ)へ臨むことになった。トップとは54秒差。
 日本勢は個人ノーマルヒルで前半飛躍トップだった山本涼太(24=長野日野自動車)が140メートルの大ジャンプで128・7点をマーク。トップと2位タイで44秒差につけた。

 個人ノーマルヒルで五輪過去2大会連続銀メダルを獲得していた渡部暁だったが、9日の同種目では無念の7位。18年平昌五輪5位が最高成績の個人ラージヒルで“リベンジ”を期すことになり、前日14日の公式練習では132.5メートル、132メートル、135メートルの大飛躍を連発。ラージヒルに替わって、ジャンプの調子を上げ「ノーマルヒルより変な不安はない。今季の中でもいい方なのでベストのジャンプを見せたい」と意気込んでいる。

 暁斗の弟・渡部善斗(30=北野建設)は118メートルで27位,
永井秀昭(38=岐阜日野自動車)は117メートルで32位につけた。

 ▽ノルディック複合 飛躍(ジャンプ)と距離(クロスカントリー)を組み合わせた競技。ジャンプの瞬発力やテクニック、距離の持久力や精神力など総合的な身体能力が求められることから、本場欧州では王者には「キング・オブ・スキー」の称号が与えられる。個人戦では前半飛躍で1回のジャンプを行い、その得点差をタイム差に換算(1点差ごとに4秒)。後半距離は飛躍1位の選手が最初にスタートし、後続の選手は換算されたタイム差によって順にスタート。10キロを走り、ゴール到着順がそのまま最終順位となる。

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