紀平梨花、6位で全日本切符も「悔いが残る」 完全復活へ「もっともっと上を目指す」

2022年09月25日 17:56

フィギュアスケート

紀平梨花、6位で全日本切符も「悔いが残る」 完全復活へ「もっともっと上を目指す」
<中部選手権女子フリー>紀平梨花(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート中部選手権最終日 ( 2022年9月25日    名古屋市・邦和みなとスポーツ&カルチャー )】 女子で19、20年全日本選手権連覇の紀平梨花(トヨタ自動車)がフリーで97・80点をマークし、合計154・49点の6位だった。シードの河辺愛菜(中京大中京高)を除く上位13人が確定。来月下旬の西日本選手権はGPシリーズ出場のため免除となっており、全日本切符を手に入れた。
 冒頭の3回転サルコー―2回転トーループや2回転半―2回転トーループなどを着氷。単発のアクセルで転倒するなどミスも出たが、エメラルドグリーンの衣装で「タイタニック」を演じきった。得点を確認すると、自ら拍手で喜びを表現。「演技内容は悔いが残る」と振り返り「(全日本切符が)ほんとヤバイ、通るかなというのがあった。一番はとにかく通ってくれと思って、なんとか通ってて、そこはうれしかった」と安心した様子だった。

 右足首の疲労骨折と向き合い続け、氷上練習の再開は3週間前。今大会は、全日本切符を最優先に掲げて無事に完遂し、「試合に戻ってこられる状態になってホッとしている」と話した。今後は来月下旬のGPシリーズ第2戦スケートカナダに向け、患部の状態を見ながら拠点のカナダ・トロントに戻って調整する予定。「スケカナでもっと良い姿をお見せできたら」と話した。

 最大の目標は世界選手権の選考会を兼ねる全日本選手権。「全日本で万全、健康に出場して完璧なノーミスで表彰台に立って、世界選手権や四大陸選手権によに出場できるように頑張りたい」とし「私の目標はもっと上。練習で滑れるようになったら、もっともっと上を目指したい」と前向きに語った。

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