元関脇・隠岐の海が現役引退を発表 君ケ浜襲名へ 幕内連続在位は現役最長の72場所

2023年01月14日 10:06

相撲

元関脇・隠岐の海が現役引退を発表 君ケ浜襲名へ 幕内連続在位は現役最長の72場所
大相撲初場所3日目で栃ノ心に敗れた隠岐(左)(撮影・西海健太郎)=2023年01月10日撮影 Photo By スポニチ
 幕内・隠岐の海(37=八角部屋)が14日、日本相撲協会に引退届を提出し、受理された。今後は年寄「君ケ浜」を襲名し、部屋付き親方として後進の指導にあたる。
 隠岐の海は今場所、西前頭12枚目で初日から5連敗。6日目は休場し不戦敗となっていた。

 出身地は、しこ名にもなっている島根県の離島で「古典相撲」でもおなじみの隠岐の島。隠岐水産高卒業後は航海士を目指して同校専攻科に進学したが、中退して八角部屋に入門。05年初場所で初土俵を踏んだ。同期生には、のちの大関・豪栄道(現・武隈親方)や関脇・栃煌山(現・清見潟親方)、幕内・豊響(現・山科親方)らがいた。

 初土俵から4年、09年春場所で新十両に昇進。08年九州場所では西幕下筆頭で5勝を挙げながらも番付運に恵まれず昇進が見送られ、翌場所7戦全勝で文句なしの昇進を決めた。1年後の10年春場所で新入幕。11年初場所で初三賞、12年九州場所で日馬富士から初金星、13年夏場所で新三役に昇進した。16年秋場所では、2横綱3大関を破る大活躍で殊勲賞を受賞。17年九州場所では部屋の弟弟子・北勝富士とともに優勝争いを盛り上げて敢闘賞を受賞した。

 10年九州場所から12年以上、現役では最長となる72場所連続で幕内の座を守っていた。幕内在位は75場所で517勝567敗33休。通算成績は674勝675敗33休。殊勲賞1回、敢闘賞4回。金星4個。最高位は関脇。三役在位は6場所。

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