壮絶な張り手合戦!!翠富士が貴景勝に惜敗も「気持ちよく負けたので後悔はない」バチバチの同学年対決

2023年01月14日 20:52

相撲

壮絶な張り手合戦!!翠富士が貴景勝に惜敗も「気持ちよく負けたので後悔はない」バチバチの同学年対決
<初場所7日目>翠富士(左)を小手投げで破る貴景勝(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所7日目 ( 2023年1月14日    東京・両国国技館 )】 幕内・翠富士(26=伊勢ケ浜部屋)が大関・貴景勝(26=常盤山部屋)との壮絶な張り手合戦の末に小手投げで敗れ、4勝3敗となった。
 立ち合い頭で当たり合ってから押し込まれた翠富士は、右差しを狙って右から一発張り手を繰り出した。これに火が付いたのか、貴景勝も負けじと右から強烈な“右フック”。その後、互いに距離を取って見合う場面もはさんで翠富士が右から2発、貴景勝が右で1発張った。張り合いの中で一瞬の隙を突いた翠富士が右を差して出ていくと、貴景勝が下がりながら捨て身の左小手投げで勝負を決めた。

 翠富士は「自分が攻め込めていたと思うので、最後もったいなかったですね」と悔しそうな表情。貴景勝の強烈な小手投げには「力が半端じゃなかったですね」と苦笑いするしかなかった。「中に入ったら勝てる可能性あると思った」と張り差しを狙ったが、相手の強烈な一発を食らって作戦を変更。「クラッときたけど熱くなった。途中から振りかぶりすぎたかな」。同学年の意地と意地がぶつかり合い「気持ちよく負けたので後悔はないです」とすがすがしく振り返った。

 前日から「バチバチいきたい」と気合を込めていた翠富士。プロ初対戦となった昨年秋場所ははたき込みであっさり敗れ、先場所は立ち合い変化が失敗して一瞬で敗れていた。3度目の対戦でようやく熱戦を展開し、館内を大いに沸かせた。同学年で小学生の頃から世代のトップを走り続けてきた貴景勝と結びの一番で好勝負を繰り広げ、充実感を得ながらも次こそは白星を狙っていく。「次もバチバチいきたいと思います」。今後も続いていく屈指の好カードに、早くも来場所が待ち遠しい。

おすすめテーマ

2023年01月14日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム