幕下15枚目格付け出し・落合が“逸ノ城超え”デビュー4連勝で勝ち越し「素直にうれしい」

2023年01月14日 15:40

相撲

幕下15枚目格付け出し・落合が“逸ノ城超え”デビュー4連勝で勝ち越し「素直にうれしい」
<初場所7日目>勝利した落合(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所7日目 ( 2023年1月14日    東京・両国国技館 )】 昨年の実業団横綱で幕下15枚目格付け出しの落合(19=宮城野部屋)が、十両経験者の大成龍(30=木瀬部屋)を破って4連勝で勝ち越しを決めた。
 立ち合いで左が差せず、引いたところを土俵際まで押し込まれた。そこからすぐに思い直して逆襲。一気に前に出て押し出した。「これまでの3日間とは心境が違う感じがしていた。今日は昼寝ができなくて、凄く緊張していたんだと思います」。土俵上では堂々としているように見えるが、内心は19歳の新弟子らしく緊張していたという。

 スピードやパワーに加えてうまさも併せ持つ怪物は、研究熱心さも武器の一つだ。「対戦相手が決まってから、その相手に対して自分がするべきことと、やってはいけないことを明確にしてイメージトレーニングをしています」。入念な準備で相手を攻略していき、白星を4つ積み重ねた。

 幕下付け出し力士がデビュー4連勝で勝ち越しを決めるのは、07年初場所の市原(10枚目格、のちの幕内・清瀬海)以来16年ぶり。鳥取城北高の先輩で同じ実業団横綱の逸ノ城(現幕内)は四番相撲で敗れており“先輩超え”の白星となった。1場所での新十両昇進が確実となる7戦全勝まであと3つ。勝ち越しを決め「素直にうれしいです」と喜びを口にしながらも「残り3番あるので、目の前の相手に集中して、できる準備をして戦いたい」と気を引き締めた。

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