隠岐の海引退会見「悔いはない」 18年間立ち合い変化せず「貫き通してくれた」八角親方が評価

2023年01月14日 15:09

相撲

隠岐の海引退会見「悔いはない」 18年間立ち合い変化せず「貫き通してくれた」八角親方が評価
師匠の八角理事長と握手する元隠岐の海 Photo By スポニチ
 大相撲の幕内・隠岐の海(37=八角部屋)が14日、現役引退を発表し、東京・両国国技館内で師匠の八角親方(元横綱・北勝海)同席の下、記者会見を行った。
 5日目まで全敗で6日目を休場し、この日引退を発表。「自分の相撲が取れないというのが決め手」と決断に至った。「何年も前から自分の相撲が取れなくなって、気持ちでなんとかカバーしてきた。最終的には気持ちが切れました」。ここ数年は土俵での稽古も満足に行えない状況だったが、地元・隠岐の島などからの応援を力に気力を振り絞ってきた。大きなケガをすることなく18年間の土俵人生を全うし「三役にも上がれて、たくさんの応援をいただいて、いろいろな人と出会えて、悔いはないです」とすがすがしく振り返った。

 師匠の八角親方は「まじめにコツコツやる力士でした」と懐古。「やりきったなという感じがします」と弟子の心情を思いやった。立ち合い変化しないことを徹底して教えており「それを貫き通してくれた」と評価した。

 隠岐の海は今後、年寄「君ケ浜」として後進の指導にあたる。「まだ想像できなくて分からないので、これからいろいろ教えていただきながら頑張りたい。(八角)親方のようになれるように」と今後の抱負を語った。

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