38歳・玉鷲「なりたい派じゃなくて倒したい派」大関撃破で目指すは最年長三役復帰

2023年03月04日 16:15

相撲

38歳・玉鷲「なりたい派じゃなくて倒したい派」大関撃破で目指すは最年長三役復帰
玉正鳳(左)と三番稽古を行う玉鷲(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の幕内・玉鷲(38)が4日、所属する東京都墨田区の片男波部屋で春場所(12日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向けての稽古を行った。
 三番稽古では新十両の玉正鳳(29)と15番取って13勝2敗。立ち合い少し受けてから押し返したり四つに組んだりと相手に攻めさせる相撲も多かったが、しっかり踏み込んだ時は一気の電車道でもっていく馬力を見せた。

 関取最年長の38歳3カ月。東前頭筆頭の春場所で勝ち越して小結復帰を決めれば、戦後最年長の三役昇進となる。その記録更新に関しては「そうなんですか?初めて聞きました」と意識していない様子。小結どころか「関脇に行きたいですね」とさらに上を見据えた。次期大関争いにも意欲を見せるかと思えば「いやいや、それはない」と笑顔で否定。「(大関に)なりたい派じゃなくて(大関を)倒したい派なので」。綱獲りに挑む大関・貴景勝(26=常盤山部屋)戦を見据え「みんなにボロクソ言われてもいいから、空気は読まない」と不敵に笑った。

 通算連続出場1493回は歴代3位の記録。これも特に意識しておらず「今1000何回でしたっけ?」と正確には把握していないほど。角界の鉄人は「自分の相撲をいつまでやれるか。負けてもいいから(見ている人の)心を動かしたい」と、まだまだ元気に相撲を取り続けることを誓った。

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