【前相撲】三本木農業高出身の安大翔が出世一番乗り「勝ち負け気にせず」プロ仕様の相撲で3連勝

2023年05月18日 10:22

相撲

【前相撲】三本木農業高出身の安大翔が出世一番乗り「勝ち負け気にせず」プロ仕様の相撲で3連勝
<大相撲夏場所5日目>狩野(右)を寄り切りで破る安大翔(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所5日目 ( 2023年5月18日    東京・両国国技館 )】 夏場所の新弟子検査に合格した4人(1人は幕下10枚目格付け出し)と再出世を目指す3人の計7人による前相撲の3日目が行われた。
 青森・三本木農業高(現・三本木農業恵拓高)で全国大会8強の実績を持つ安大翔(あんおおしょう=18、安治川部屋)が唯一の3連勝で出世一番乗りを決めた。この日の相手は、新潟・海洋高出身で全国高校総体16強の実績を持つ狩野(かりの=18、鳴戸部屋)。昨年の全国高校選抜大会団体戦で対戦して突き落としで敗れていた相手。立ち合いから突き放して先に攻め込み、得意の左を差して何もさせずに押し出した。

 今場所は師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)から「前相撲だから勝ち負けを意識せず」とアドバイスを受けて土俵に上がった。「勝ち負けを気にせず、左四つの自分の型でどんどん前に出て、テキパキとプロらしく(仕切りで)すぐ手をついてすぐ当たることを意識してやりました」。デビュー場所から早くもプロ意識が備わっていた。

 宮城県栗原市出身の安大翔(本名=鈴木大和)は3人兄弟の2番目。3人とも名前に「大」の文字が入るという。その「大」と、はばたく意味の「翔」、そして師匠のしこ名・安美錦の「安」を組み合わせて「安大翔」というしこ名がついた。

 名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)から番付にしこ名が載る。「まずは全勝優勝して、3場所で幕下へ上がれるように」と目標を掲げた。安治川親方が部屋を興してから3人目となる期待の新弟子が、ここから大きく羽ばたいていく。

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