第8シードのヒートが敵地で先勝 バトラーが大活躍 “地区7位”の決勝白星は史上初めて

2023年05月18日 12:00

バスケット

第8シードのヒートが敵地で先勝 バトラーが大活躍 “地区7位”の決勝白星は史上初めて
ジャンプシュートを放つヒートのバトラー(AP) Photo By AP
 昨年と同じカードとなったNBA東地区決勝は17日にマサチューセッツ州ボストンでスタート。第8シードのヒートが、昨年3勝4敗で敗れている地元のセルティクスを123―116(前半57―66)で下して先勝した。
 昨年の対戦ではヒートが第1シードでセルティクスが第2シード。今年は立場が逆転しており、第8シードのチームが地区決勝シリーズの敵地で勝ったのは、1999年にファイナルまで進出したニックスが第6戦(対ペイサーズ=6月9日)で勝って以来となった。今ポストシーズンで平均31・1得点をマークしていたジミー・バトラー(33)は35得点、5リバウンド、7アシスト、6スティールをマーク。後半に23得点を稼ぐなどで勝負強さを発揮し、攻守両面でチームを引っ張った。

 ヒートは今季44勝38敗で東地区全体の7位だったが、プレーイン・トーナメント初戦で8位のホークスに敗れ、2戦目に勝ってプレーオフに進出したために第8シード。地区7位のチームの決勝進出はヒートを除けば1987年のスーパーソニックス(現サンダー)と今季のレイカーズの2チームしかないが、スーパーソニックスは当時のレイカーズに0勝4敗、今季のレイカーズは初戦でナゲッツに敗れており、ヒートは史上初めて決勝シリーズの試合に勝った地区7位のチームとなった。

 試合は前半と後半でまったく違う展開。ヒートは第2Q残り2分8秒で13点差のビハインドとなっていたが、第3Qを46―25として一気に逆転。第4Qも25―20で制してセルティクスからホーム・アドバンテージを奪いとった。

 バム・アデバイヨ(25)は20得点、ベンチから出たベテランのカイル・ラウリー(37)も15得点。チームの3点シュートは31本中16本で、今季36・8%(リーグ5位)だった成功率は51・6%に達した。

 セルティクスではジェイソン・テータム(25)が30得点、ジェイレン・ブラウン(26)が22得点をマークしたものの初戦は黒星。チームの3点シュート成功は29本中10本で成功率は34・5%だった。

 <ヒートのポストシーズン>
 ▼プレーイン・トーナメント
(1)●*105―116ホークス
(2)○*102―91ブルズ
 ▼東地区1回戦(対バックス=4勝1敗)
(1)○130―117
(2)●122―138
(3)○*121―99
(4)○*119―114
(5)○128―126(延長)
 ▼東地区準決勝(対ニックス=4勝2敗)
(1)○108―101
(2)●105―111
(3)○*105―86
(4)○*109―101
(5)●103―112
(6)○*96―92
 ▼東地区決勝(対セルティクス=1勝)
(1)○123ー116
 *はホームゲーム

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