石川佳純、子供たちへの卓球指導は継続 恩師・近藤欽司氏から「アドバイスをいただいて、魅力を伝えたい」

2023年05月18日 14:18

卓球

石川佳純、子供たちへの卓球指導は継続 恩師・近藤欽司氏から「アドバイスをいただいて、魅力を伝えたい」
<石川佳純・引退会見>思いを語る石川佳純(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 今月1日に現役引退を発表した卓球の石川佳純(30=全農)が18日、都内で会見を行い、現役引退を改めて表明した。また、現在まで行っていた「石川佳純47都道府県サンクスツアー」については継続すると発表した。
 会見には黒のジャケット、白のボトムス姿で登場。引退を決断した理由について「自分自身、やりきったと思えたからです」と晴れ晴れとした表情で語ったが、ファンへの感謝を述べる場面では涙ぐみ、「うれしいときは一緒に喜んでくださり、苦しい時は寄り添ってくれた」と涙をこらえる場面もあった。

 23年間の現役生活に幕を閉じた石川。今後については、これまで行ってきた子どもたちと交流するイベント「石川佳純47都道府県サンクスツアー」は継続すると報告した。

 石川は、恩師・近藤欽司氏の名を口にし「14歳のときからお世話になっておりまして、世界を目指すきっかけをいただいた監督です。近藤監督のような素晴らしい指導はまだまだできないのですが、人に伝えることは、自分がプレーすることとは全く違う難しさがある」と、プレーと指導の違いを吐露。「今後は私も立場が変わったので、近藤監督からアドバイスをいただいて、全国各地のサンクスツアーに行って子供たちに卓球の魅力を伝えていきたいと思います」と力を込めた。

 ◇石川 佳純(いしかわ・かすみ)1993年(平5)2月23日生まれ、山口県出身の30歳。7歳で卓球を始める。中学3年の07年世界選手権で初めて日本代表入り。17歳だった11年に全日本選手権シングルスで初優勝。12年ロンドン五輪は団体銀、16年リオデジャネイロ五輪は団体銅メダル、19年東京五輪は団体銀メダルを獲得。1メートル57。

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