石川佳純 五輪3大会連続メダルの思い出は…「リオは悔しい思い出のほうが大きくて」

2023年05月18日 14:35

卓球

石川佳純 五輪3大会連続メダルの思い出は…「リオは悔しい思い出のほうが大きくて」
<石川佳純・引退会見>思いを語る石川佳純(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 今月1日に現役引退を発表した卓球女子で12年ロンドンから五輪3大会連続でメダルを獲得した石川佳純(30=全農)が18日、都内で会見を行い、現役引退を改めて表明した。
 会見には黒のジャケット、白のボトムス姿で登場。引退を決断した理由について「自分自身、やりきったと思えたからです」と晴れ晴れとした表情で明かした。「今日は、とても晴れやかな気持ちです。こうして笑顔で迎えられることを、とてもうれしく思います」と続け、涙ぐみながらファンへの感謝を語った。

 初出場した12年ロンドン五輪は団体で銀メダル、16年リオデジャネイロ五輪は団体銅、19年東京五輪は団体銀メダルを獲得した。五輪での思い出を聞かれると、「ロンドンは卓球界初めてのメダルを獲得できた団体の銀メダル、リオは悔しい思い出のほうが大きくてシングルス1回戦で負けてしまったというのと、でも最終的にチーム戦で銅メダルを獲得することができた。東京は金メダルを目指してチーム一丸で戦ったことが思い出深いです」と振り返った。

 石川は1日、自身のインスタグラムで「私、石川佳純は、4月のWTTチャンピオンズ・マカオ大会をもちまして現役を引退することを決めました」と発表。「最後の試合まで、これまで通りに集中し全力で戦う為に、事前にお伝えすることができませんでした。今年に入ってからは、大会毎に『この試合が最後になるかもしれない』と思いながら臨み、今、自分の中ではやり切ったという思いが強く、引退を決意した次第です」と記していた。

 ◇石川 佳純(いしかわ・かすみ)1993年(平5)2月23日生まれ、山口県出身の30歳。7歳で卓球を始める。中学3年の07年世界選手権で初めて日本代表入り。17歳だった11年に全日本選手権シングルスで初優勝。12年ロンドン五輪は団体銀、16年リオデジャネイロ五輪は団体銅メダル、19年東京五輪は団体銀メダルを獲得。1メートル57。

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