幕下・川副が速攻相撲で2勝目「勝っても全然痛いです」左足引きずりながら気迫の白星

2023年05月18日 16:22

相撲

幕下・川副が速攻相撲で2勝目「勝っても全然痛いです」左足引きずりながら気迫の白星
<大相撲夏場所5日目>龍王(右)を切り返しで破る川副(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所5日目 ( 2023年5月18日    東京・両国国技館 )】 一昨年の学生横綱で身長1メートル67の幕下・川副(24=宮城野部屋)が龍王(29=二所ノ関部屋)を下して2勝1敗とした。立ち合い左から張ってもろ差しで一気に前に出ると、相手の右上手投げをこらえて左から切り返しの速攻。「速い相撲を意識してなんとか勝てました」と安どの表情を見せた。
 会心の白星にも、勝負がついた直後の土俵上で左足を引きずり、呼出の肩を借りて土俵から降りるほど痛々しい様子。4月上旬に左足を負傷した影響はかなり大きい。「よく“負けたから痛い”とか“勝てば痛くないんだ”とか言いますけど、勝っても全然痛いです」と苦笑い。満身創痍の中、気合で2つ目の白星をつかみ取った。

 今場所初めての一気に前に出る好内容。「初日の負けが効きました。受けて結局力が入らなくて負けて凄く後悔したので」。攻めの気持ちに切り替えたことが大きかった。「体は動いたけど足がダメ。体と足が連動していないというか…」。痛みを抱える中でも、身体能力の高さでなんとかカバー。新十両昇進チャンスの西幕下筆頭で迎える勝負の場所、「正念場。4番勝つんじゃなくて全部勝つつもり」と気持ちの強さで戦うことを誓った。

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