石川佳純 ロンドン五輪の盟友・平野早矢香さんからの質問に目ウルウル「自分自身を褒めてもいいのかな」

2023年05月18日 15:10

卓球

石川佳純 ロンドン五輪の盟友・平野早矢香さんからの質問に目ウルウル「自分自身を褒めてもいいのかな」
<石川佳純・引退会見>会見中、目元を拭う石川佳純(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 今月1日に現役引退を発表した卓球女子で12年ロンドンから五輪3大会連続でメダルを獲得した石川佳純(30=全農)が18日、都内で会見を行い、現役引退を改めて表明した。
 会見には黒のジャケット、白のボトムス姿で登場。引退を決断した理由について「自分自身、やりきったと思えたからです」と晴れ晴れとした表情で明かした。「今日は、とても晴れやかな気持ちです。こうして笑顔で迎えられることを、とてもうれしく思います」と続け、涙ぐみながらファンへの感謝を語った。

 会見の質疑応答では、12年ロンドン五輪でともに団体銀メダルを獲得した平野早矢香さんが質問する場面も。16年リオデジャネイロ五輪から19年東京五輪までの「ハードな5年間」を振り返って平野さんが涙声で質問すると、石川の瞳もウルウル。「メダルが獲れたのもたくさんの素晴らしい先輩方がいて、その中で自分も学んできたことがたくさんあって。背中を見て育ってきた」と卓球界の先輩たちへの感謝を口にした。

 そして「今度は素晴らしい後輩たちと戦って、何事も追い抜くときは楽しいんですけど、追い抜かれるときは苦しいものもあって。難しい時間もあったんですけど、その中で頑張ることをやめずに東京五輪の出場権を得られたのは、自分自身を少し褒めてもいいのかな。その5年間が選手としても人としても大きく成長させていただいた貴重な時間だった」と回顧。

 平野さんから「23年間、世界を相手に戦い続けた自分自身にどんな声を掛けたい?」と聞かれると、少し考えた後で「よく頑張ったかな?よく頑張れたかな?って一言言います」と晴れやかな笑顔を見せた。

 ◇石川 佳純(いしかわ・かすみ)1993年(平5)2月23日生まれ、山口県出身の30歳。7歳で卓球を始める。中学3年の07年世界選手権で初めて日本代表入り。17歳だった11年に全日本選手権シングルスで初優勝。12年ロンドン五輪は団体銀、16年リオデジャネイロ五輪は団体銅メダル、19年東京五輪は団体銀メダルを獲得。1メートル57。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2023年05月18日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム