高橋大輔さん、新たな目標はスケーターのための「環境づくり」 アイスショー「つくる側にも興味」

2023年06月14日 16:20

フィギュアスケート

高橋大輔さん、新たな目標はスケーターのための「環境づくり」 アイスショー「つくる側にも興味」
鮮やかなネイルとおしゃれな髪型で会見する高橋大輔さん(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 7月29、30日に開催される「THE ICE 2023」(丸善インテックアリーナ大阪)に出演するフィギュアスケートの高橋大輔さん(37)が14日、大阪市内での取材会に出席した。
 昨年の四大陸選手権で銀メダルを手にした“かなだい”こと村元哉中さんとのカップルで出場する「THE ICE」。今年5月に現役を引退し、銀髪に紫のメッシュというヘアスタイルで登場した取材会では、アイスショーへの意欲に加えて現状などを明かした。

 「1度目の引退の時は、先が見えずにフェードアウトしていって、その後の4年間ぐらいはしんどかった。今回は自分のフィジカルの問題で引退することになったけど、すごくスッキリしていて前を向いている。(引退発表から)1か月ちょっとがたって、アイスショーも出て充実している。これからはソロとしての活動も、オファーがあればしていきたい。できることからチャレンジして過ごしていきたい」

 膝の様子を見ながら現在もトレーニングを継続しており、アイスダンスのために筋トレも自らに課している。一方で「やりたいことを40歳までやっていきたい」と語る高橋さん。多方面にアンテナを張りつつ「一番はスケートを軸にしていきたい。出る側だけじゃなく、つくる側にも興味がある」と続けた。

 「スケーターが、どう長くスケーターとしていられるか。その環境づくり、新しいものをつくっていきたい。スケーターが活躍できる場があるようでないし、ないようであるけど、数少ない人しかできない。もっと幅広く、現役として活躍することは難しかったけど、タレント性のある子はたくさんいるので」

 より多くのスケーターが輝ける舞台を生み出す。思い描くビジョンを語った37歳は、アイスショーの可能性についても言及した。

 「定番の流れがあるけど、もっといろんな可能性があるし、融合もできる。これからは、それ以上のものをやっていかないといけない。一つのショーだけで盛り上がるんじゃなく、エンターテイメントとして、もう一つ進化したものを見せていかないといけない。アイスショーというより、何かのエンターテイメントという感覚に持っていくことが大事。もっと可能性があると思っているし、そうしていきたい」

 競技から離れても、新たなモチベーションを胸に高橋さんは精力的に動いていく。

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