朝乃山 愛知県蟹江町の土俵が雨被害で水浸し 30日以降は出稽古で名古屋場所へ向け調整

2023年06月29日 21:28

相撲

朝乃山 愛知県蟹江町の土俵が雨被害で水浸し 30日以降は出稽古で名古屋場所へ向け調整
この日朝の雨で水没した土俵をスコップなどで掘り返す高砂部屋の力士たち Photo By スポニチ
 大相撲名古屋場所(7月9日初日、ドルフィンズアリーナ)で上位との総当たりが予想される東前頭4枚目・朝乃山(29)の所属先・高砂部屋が29日、浸水被害に見舞われた。同部屋がある愛知県蟹江町はこの日朝、1時間に13ミリの雨が降り、土俵に水たまりができた。
 部屋総出で復旧作業に当たったが、足元の悪い土俵で熱のこもった稽古はかなわないと判断し、稽古を休んだ。再入幕で東前頭14枚目だった先場所で12勝を挙げ、今場所は一気に番付を上げた朝乃山は、「朝起きたら水浸しだった。こんなことは初めてで、しばらくは使えないですね」と困惑顔。28日は新入幕の東前頭13枚目・豪ノ山(25=武隈部屋)が出稽古に訪れ、この日はさらに西前頭6枚目・王鵬(23=大嶽部屋)も加わる予定だった。

 「来てもらっても危なくて稽古できない。明日から自分が、どこかへ行くしかないですね」。30日以降は出稽古をせざるを得ない事態に、早速対応を協議した。

 上位と総当たりすれば、新型コロナウイルスのガイドライン違反で6場所出場停止処分を受ける前の21年夏場所以来で約2年ぶり。目標に掲げる年内の三役復帰へ、その腕試しと位置づける15日間に思わぬ逆風が吹いた。

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