柔道パリ五輪代表に阿部兄妹ら4人が内定 本番1年1カ月前は過去最速

2023年06月29日 19:10

柔道

柔道パリ五輪代表に阿部兄妹ら4人が内定 本番1年1カ月前は過去最速
阿部一二三と詩 Photo By スポニチ
 全日本柔道連盟(全柔連)は29日、オンラインで強化委員会を開き、来年のパリ五輪代表の早期内定者を協議。男子は66キロ級の阿部一二三(パーク24)1人、女子は48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)、52キロ級の阿部詩(パーク24)、70キロ級の新添左季(自衛隊)の3人が審議にはかられ、4人全員が承認された。
 全柔連は今年3月、強化システムに関する規定を改正。国際大会の実績などから2番手以下と明らかな差がついたと判断された選手は、本番までの十分な準備期間確保を目的とし、強化委員会の承認を経て五輪代表に決まると規定していた。五輪約1年1カ月前の内定は、柔道界では過去最速となった。

 金野潤強化委員長は審議を前に、「1年以上前の内定は、今までより大幅に前倒ししたため、高い基準を設けるべきと考えた。2番手との大きな差の概念として、(今年5月の)ドーハ世界選手権優勝と、数字、内容を含めての明確な差とした」と説明。世界選手権を制した4人が内定した一方、女子78キロ超級を制した東京五輪金メダルの素根輝(パーク24)は審議にはかられなかった。

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