【新弟子検査】安治川親方がウクライナ出身のダニーロに期待「相撲の文化の中で生きていくことを大切に」

2023年07月03日 15:53

相撲

【新弟子検査】安治川親方がウクライナ出身のダニーロに期待「相撲の文化の中で生きていくことを大切に」
新弟子検査を受検したダニーロ・ヤブグシシン(右)と師匠の安治川親方(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲名古屋場所(9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の新弟子検査が3日、名古屋市中区の中日病院で行われ、ウクライナ出身のダニーロ・ヤブグシシン(19=安治川部屋)が体格基準(身長1メートル67、体重67キロ以上)をクリアした。
 師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)は「一生懸命頑張っている」とここまで半年間の研修生活を評価。戦火を逃れて来日した経緯なども踏まえて「ここへ来るまで、本人も早く土俵に上がりたかったと思う」と思いやった。

 内臓検査の結果に問題なければ名古屋場所初日(9日)に合格が発表され、興行ビザ取得後の秋場所で初土俵を踏む予定。「ようやくスタートラインに立てた。検査を受けたことで稽古にもより一層身が入ると思います」と心境を代弁した。

 安治川部屋は6月16日に部屋開きを行ったばかり。ウクライナから来た19歳が、新しい部屋で大相撲の世界への第一歩を踏み出した。師匠は「凄く相撲が好きなので、好きな部分を伸ばしていきたい。相撲の文化の中で生きていくということを大切にして、一生懸命強くなってくれれば」と愛弟子に大きな期待を込めた。

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