車いすラグビー パラ日本団体競技のパリ切符1号 豪州に11点差快勝

2023年07月03日 04:00

ラグビー

車いすラグビー パラ日本団体競技のパリ切符1号 豪州に11点差快勝
車いすラグビーのアジア・オセアニア選手権で優勝し、トロフィーを掲げて喜ぶ池ら日本代表の選手たち Photo By 共同
 【車いすラグビー アジア・オセアニア選手権最終日   日本55-44オーストラリア ( 2023年7月2日    東京体育館 )】 決勝が行われ、世界ランキング3位の日本は昨年の世界選手権覇者で世界ランク2位のオーストラリアを55―44で破って優勝し、来年のパリ・パラリンピックの出場権を獲得した。日本の団体球技では出場決定第1号となった。日本は04年アテネから6大会連続6度目の出場となる。16年リオデジャネイロ、21年東京と2大会連続で銅メダルを獲得しており、パリ大会では悲願の金メダルを狙う。
 今大会3度目の対戦で最大となる11点差での完勝。日本は1次リーグ2試合に続き、世界王者を寄せ付けなかった。パラリンピック切符を置き土産に退任するオアー監督は「最後まで日本のラグビーを体現してくれた」と教え子たちの雄姿を誇らしげに見つめた。

 序盤からエンジン全開だった。第1ピリオド終盤、相手のリスタートで池がボールをカット。その直後にも池崎とのコンビで立て続けにターンオーバーを奪った。3連続得点で15―11と大きく先行し、試合の主導権を引き寄せた。

 以前の日本はエース格の「ハイポインター」は池と池崎の二枚看板頼みだったが、今は違う。21歳の橋本が台頭し、コート内の4人の構成にバリエーションが増えた。オアー体制の集大成といえる姿を最後の大会で遺憾なく発揮した。

 来年の大一番へ向け、新体制で旅路が始まる。池は「ケビン(オアー監督)からもらったものを発展させて、パリで絶対に金メダルを獲る」と力を込めた。

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