U17四国 連敗発進も光 1年生PRヒキラ意地のトライ「最後にトライを取れてハッピー」

2023年07月29日 06:00

ラグビー

U17四国 連敗発進も光 1年生PRヒキラ意地のトライ「最後にトライを取れてハッピー」
(左から)U17四国のシオネ・ハビリ、梶山修平コーチ、サムエラ・ヒキラ Photo By スポニチ
 ラグビーの「KOBELCO CUP2023」第19回全国高等学校合同チーム大会と第13回全国高等学校女子合同チーム大会(特別協賛・KOBELCOグループ)が28日、長野県上田市の菅平高原で開幕し、各カテゴリーの予選リーグが行われた。2年生以下の有望選手を選抜した男子のU17は四国が2連敗。近畿は2連勝で予選Cグループ1位通過を決めた。
 連敗スタートだが、明るい光は見えた。強豪の近畿と激突した初戦。0―50の劣勢にあって、U17四国の選手は誰一人諦めなかった。思いが結実したのは試合終了間際。高知中央の1年生、サムエラ・ヒキラが相手防御を蹴散らし、インゴールへ飛び込んだ。

 「相手は強かったですが、最後にトライを取れてハッピー」

 トンガ出身で、来日してまだ2カ月。日本語が不慣れなのは当然だが、破壊的な突破力に期待は膨らむ。身長1メートル78、124キロ。屈強なプロップは「日本でラグビープレーヤーになりたい」と将来の夢も語った。

 野球部は夏の地方大会を勝ち上がり、春夏通じて初の甲子園大会出場を決めたばかり。ラグビー部も負けてはいられない。

 《初日は1勝1敗》<U18近畿>初戦で北信越に15―12で競り勝ったが、2戦目は東海に7―14で敗れた。いずれも終盤までもつれる接戦で、宇都宮靖人監督は「前向きに関西人らしい雰囲気でよく戦ってくれた」とねぎらった。Cグループ2位通過となったが、30日の決勝リーグでは一つでも順位を上げたい。大阪・常翔啓光学園3年で、今大会は近畿チームを束ねるプロップ金裕心主将は「主将としてチームをマネジメントし、盛り上げたい」と前を向いた。

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