【世界水泳】池江璃花子 本命50Mバタでメダル獲得逃し涙「いつまで苦しむんだろう」

2023年07月29日 20:02

競泳

【世界水泳】池江璃花子 本命50Mバタでメダル獲得逃し涙「いつまで苦しむんだろう」
女子50メートルバタフライで7位に終わり、涙を流す池江(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【水泳世界選手権第16日 ( 2023年7月29日    福岡 )】 女子50メートルバタフライ決勝が行われ、池江璃花子(23=横浜ゴム)は25秒78の7位でメダル獲得を逃した。優勝は世界記録保持者のサラ・ショーストロム(スウェーデン)で24秒77だった。
 課題のスタートで出遅れ、後半は巻き返したが、表彰台には届かなかった。納得のいくタイムを出せず、「メダルを狙っていないと言っていたが、1パーセントでも可能性があるならメダルを狙いたいと思っていた。タイムもあんまりよくなかったし、いつまで苦しむんだろうと凄い思うけど、でもこの舞台で泳げたのは自分にとっては凄い良かったし、楽しかった」と涙を浮かべた。そして「今日誰よりも応援されて、この舞台に立てたと思うので、みんなに感謝の気持ちを伝えたい」と感謝を口にした。

 午前中には50メートル自由形予選に出場したものの、25秒27の全体20位で敗退。白血病から復帰後の自己ベストから0秒50も遅く、レース後は号泣。取材にも応じなかった。

 今大会は既にリレー、個人種目を含めて7日間で10本のレースの消化。闘病前を含めて自身初の世界大会の表彰台を懸けた50メートルバタフライ決勝が11本目だった。

 目標に掲げた個人種目での決勝進出は既に達成。今大会を振り返り「国際大会で結果を出すのは難しいことだというのは分かり切ってること。ここで戦って勝つことで、本当に自分が戻ってきたと言えると思うので、まだまだ諦めずに頑張っていきたい」と前を向いた。

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