やり投げ・北口榛花「ガイコツ」意識で姿勢矯正 世界選手権2年連続メダル&日本記録更新へ手応え

2023年08月07日 17:02

陸上

やり投げ・北口榛花「ガイコツ」意識で姿勢矯正 世界選手権2年連続メダル&日本記録更新へ手応え
北口榛花 Photo By スポニチ
 陸上世界選手権(19日開幕、ブダペスト)に出場する女子やり投げ日本記録保持者の北口榛花(JAL)が7日、オンラインで取材に応じた。準優勝だった6月の日本選手権後は欧州に渡り、ダイヤモンドリーグのパリ、シレジア大会で今季2連勝。67メートル04の日本新記録も更新し、世界舞台へ最高の状態。「世界ランクトップでも勝つ時は勝つし、負ける時は負ける。まずは自分の投てきができるように準備したい」と抱負を語った。
 既に来夏のパリ五輪参加標準記録を突破しており、2年連続でのメダル獲得で即五輪切符もゲットできるが、「目標はメダル獲得」と改めて目標を語り「パリ五輪というよりは自分の目標を遂行するのみ」と足元を見つめた。

 日本選手権後はウエートトレーニングをセーブし、解剖学的立位肢位に基づいた自分の正しい姿勢を取り戻すように努めた。トレーナーによるマッサージなどでウエートで硬くなった筋肉をほぐし、記録アップにつなげた。「教室にあるようなガイコツ(標本の姿勢)を目指している。体の位置がそこにあれば動ける」と独特の表現で説明し「自分が人間として立っていたいポジションがある。そこに近づけるようにしてもらっている」と話した。

 頭の中には68メートルを跳ばすイメージが出来上がっており、世界舞台での日本記録更新について「1メートルちょっとならまだ更新できるかなって気持ちがある。ちょっとだけでいいので更新できるように頑張りたい」と自信を口にする。欧州での生活は「あまりやることがなくて…」と自虐しながらライバルたちの動画研究を進めてきたという。それでも「誰が相手というより、自分の動きをしっかりできれば勝負できる」。最終的には自身の投てきに集中を注ぐ。

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