バスケ男子日本代表 世界5位フランスに善戦 富永が両チーム最多20点躍動

2023年08月18日 04:22

バスケット

バスケ男子日本代表 世界5位フランスに善戦 富永が両チーム最多20点躍動
<日本・フランス>第1Q、カットインから得点を決める富永(左から2人目)(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【バスケットボール男子国際強化試合   日本70-88フランス ( 2023年8月17日    東京・有明アリーナ )】 W杯(25日開幕、日本など3カ国共催)を控える日本代表(世界ランク36位)がフランス(同5位)に70―88で敗れた。大黒柱の渡辺雄太(28=サンズ)を右足首負傷で欠く中、富永啓生(22=ネブラスカ大)が両チーム最多20得点と躍動。21年の東京五輪銀メダルを強豪に善戦する原動力となった。19日にはW杯前最後の強化試合となるスロベニア(同7位)戦を行う。
 世界的強豪相手にも通用することを証明した。富永が10本中4本の3点シュートを決めるなど両チーム最多20得点。相手に外からのシュートを警戒される中、ドライブからも得点を重ねた。高校時代から3点シュートラインのさらに後方からのシュートを特訓。渡米後に進学した短大では特別に練習場の鍵の管理を任され、朝から晩まで打ち込んだ。“和製カリー”の異名を持つ22歳は「3点シュートは自分の役割。責任持って打たないといけない。そこはできた」と胸を張った。

 15日のアンゴラ戦に続き、ポイントガートの河村と同時先発。ホーバス監督は「河村は富永の守備の足りない分をカバーできるし、富永の動きをよく見ている。2人のコンビが好き」と起用理由を説明した。アンダーカテゴリーからともにプレーする同じ01年生まれのホットライン。富永は「自分と河村には若さと速さがある。フランスにもスピードは通用した。このレベルの試合を経験できたことをW杯につなげたい。失うものはない」と視線を上げた。

 ≪3点シュート成功率目標届かず29・5%≫日本は前半5点差と善戦したが、後半に力尽きた。生命線の3点シュートは相手の2倍の44本を放ったが、成功率は目標の40%にほど遠い29・5%。フリースローも10本中5本成功と試投数、成功率ともに目標値を下回った。ホーバス監督は「ハーフタイムまでは勝てるかなと思ったが、シュートのパーセンテージなど細かいところがちょっと足りない」と課題を挙げ「負けたけど、自分たちもできると自信になった。私はポジティブ」と前向きだった。

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