【ラグビーW杯】稲垣 代表通算50戦目の節目 勝利飾って充実も…今大会も笑わない男

2023年09月11日 05:20

ラグビー

【ラグビーW杯】稲垣 代表通算50戦目の節目 勝利飾って充実も…今大会も笑わない男
<日本・チリ>後半、ボールを持つ稲垣(撮影・篠原 岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯1次リーグD組   日本42-12チリ ( 2023年9月10日    トゥールーズ )】 3大会連続出場のプロップ稲垣が代表通算50試合目となる節目の一戦を白星で飾った。スクラムや守備で体を張り、勝利に貢献。「開幕戦が50キャップということで巡り合わせを感じる。(スクラムで)相手にプレッシャーをかけられている感触はあった。最終的に80分間相手を上回ることができてよかった」と充実感をにじませたがやはり笑うことはなかった。代表デビューした14年11月のルーマニア戦から約8年10カ月。日本代表史上18人目、現役では8人目の50試合到達となった。
 ≪坂手が救った ジャッカル2度≫フッカー坂手が2度のジャッカルを見せた。前半14分、後半5分とも自陣22メートル以内で相手からボールを奪い取り、ピンチから救った。スクラムや密集だけでなく守備での貢献も光り、ベテラン堀江と代わった。ジャッカルといえば、前回大会で沸かせた姫野のプレーが象徴的。この試合は欠場した姫野の思いも背負い、気迫ある動きを見せた。

 ≪ナイカブラ決勝のトライ≫W杯初出場のナイカブラが、勝ち越しのトライをマークした。7―7の前半30分、敵陣深くのスクラムから左で受け、相手3人に囲まれながらも強引に突進して決めた。後半のリーチのトライでも、直前のフェーズでの果敢なランで相手をかく乱。攻撃で多くの見せ場をつくり、後半23分までプレーした。

 ≪中村 W杯初トライ≫2大会連続出場のCTB中村がW杯初トライを決めた。後半31分、スクラムから出たボールを中央で受け、インゴールに走り込んだ。相手の戦意を喪失させるチーム5本目のトライ。「流、(松田)力也と一緒にゲームをつくることにフォーカスした」と振り返り「ここからは勢いが大事。メンバー外、メンバー含めて最高の準備をしたい」とイングランド戦を見据えた。

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