【ラグビーW杯】砂村光信氏、試合つくった松田を評価 次戦イングランド戦はSHの球出しが鍵

2023年09月11日 05:20

ラグビー

【ラグビーW杯】砂村光信氏、試合つくった松田を評価 次戦イングランド戦はSHの球出しが鍵
<日本・チリ>前半、ファカタヴァの2つ目のトライのゴールキックを蹴る松田 Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯1次リーグD組   日本42-12チリ ( 2023年9月10日    トゥールーズ )】 【砂村光信・視点】ボーナスポイントを加えた白星発進を高く評価したい。W杯初出場のチリは勢いよく試合に入ってきたが、先制を許しても慌てなかったのは日本の経験値の高さだろう。SO松田は先発を任されて「自分が試合をつくる」という自覚が出てきたように思う。試合を落ち着かせたゲームメークに加え、ゴールキックの正確性も見事で、今後に向け明るい材料となった。
 もう一つ好材料として挙げたいのは、21歳のディアンズだ。今年はケガで試合に出場できていなかったが、代表入り。この日は後半に投入されると、のびのびしたプレーでW杯初トライを記録した。代表初トライがオールブラックス相手という“持っている”男。これを自信にして、次戦以降はFWの核として期待したい。

 次の相手イングランドはサイズのあるFWが強力だ。スローな展開でFW戦となれば“オールドスタイル”のキック勝負という引き出しもある。チリ戦の日本は外国籍選手がディフェンスラインの突破を狙う傾向があり、続く選手もサポートよりボールをもらってゲインすることにこだわったため、接点からの球出しが遅れる時間帯があった。

 日本はSHに流、斎藤の2人がいる。次戦は変幻自在なテンポで攻撃を繰り出し、ペースを握りたい。(元U―23日本代表監督)

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