元十両・王輝が4場所連続の休場明けで序二段7戦全勝で決定戦へ「やり残したことしかない」

2023年09月22日 13:13

相撲

元十両・王輝が4場所連続の休場明けで序二段7戦全勝で決定戦へ「やり残したことしかない」
<秋場所13日目>勝ち名乗りを受ける王輝(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所13日目 ( 2023年9月22日    東京・両国国技館 )】 序二段の全勝対決は、元十両の王輝(27=錣山部屋)が鳥取城北高校出身の高野(22=木瀬部屋)を下して7戦全勝とした。
 立ち合いすぐに得意の左を差して右ハズで一方的に寄り切り。「勝ち負けじゃなく、自分の相撲を取れればとやった結果が白星につながった」と安どの表情を浮かべた。

 今年初場所の初日前日に左膝脱臼などの大ケガを負い、半月板と膝蓋腱も負傷。一番相撲で落合(現幕内・伯桜鵬)のデビュー戦の相手として取組が決まっていたが不戦敗となり、以降4場所連続休場で西序二段76枚目まで番付を落とした。2度の手術を経て、実戦稽古を再開したのは今場所の番付発表後。回復具合は「まだまだ」としながらも「相撲を取れるところまできたので、勝ち負け気にせずケガしないように」と復帰場所に臨んだ。

 最高位は東十両13枚目。20年秋場所で新十両昇進を果たすも、その場所中に左上腕二頭筋断裂のケガを負い、15戦全敗に終わった。関取経験者ながら十両での白星なし。「このまま辞めたら何も残らない。やり残したことしかない。戻ってしっかり勝つことが恩返し」と再起を誓った。

 もう一人序二段で全勝だった安大翔(18=安治川部屋)が三段目で全勝の千代獅子(18=九重部屋)を破ったため、全勝は2人に。千秋楽に優勝決定戦が行われる。

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