幕内経験者の37歳・北ハリ磨が三段目優勝!幕下以下の戦後最年長V「まだまだできる」衰えぬ情熱

2023年09月22日 14:14

相撲

幕内経験者の37歳・北ハリ磨が三段目優勝!幕下以下の戦後最年長V「まだまだできる」衰えぬ情熱
<大相撲秋場所13日目>豪ノ湖を押し倒しで下した北ハリ磨(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所13日目 ( 2023年9月22日    東京・両国国技館 )】 西三段目2枚目の元幕内・北ハリ磨(37=山響部屋)が昨年の高校横綱・豪ノ湖(19=武隈部屋)との全勝対決を制して三段目優勝を決めた。
 当たって左からいなして体が離れると、もう一度激しく当たって攻め立てて土俵下まで豪快に押し倒し。ざんばら髪の元高校横綱を圧倒した37歳は「(相手は)全員若手ですけど」と笑いながら「しっかり当たることを考えてやりました」と誇らしげに話した。

 37歳1カ月での優勝は、幕下以下では戦後最年長記録。17年夏場所で幕下優勝した大岩戸の36歳0カ月を上回った。「年齢は気にしていないので、まだまだできると自分でも思っている」。初土俵は稀勢の里(現・二所ノ関親方)らと同じ02年春場所。土俵生活22年目のベテランが意地を見せた。

 今場所は、08年初場所以来15年半ぶりに三段目に番付を下げた。「番付表を見た時は“あー落ちたな”と思ったけど、やることは一緒なので土俵に上がれば気にならなかった」という。「三段目に落ちても応援してくれる人はたくさんいるので力になる。やる気が出てくる」。年を重ねて向上していると自覚するのは「情熱」。幕下上位まで大きく番付を戻す来場所へ「ここからです。楽しみです」と気合を入れた。

 ◇北ハリ磨 聖也(きたはりま・せいや)本名=嶋田聖也。1986年(昭61)7月28日生まれ、兵庫県たつの市出身の37歳。15歳で北の湖部屋に入門し、02年春場所で初土俵。12年初場所で新十両。その後、幕下と十両の往復を4度繰り返し、16年名古屋場所で新入幕。その後は十両、幕下と番付を下げ、20年秋場所を最後に関取の座から遠ざかっている。1メートル81、130キロ。

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