【秋巡業京都場所】貴景勝が朝乃山との三番稽古で6勝3敗。「この時期に取れるのはペース的にはいい」

2023年10月19日 18:41

相撲

【秋巡業京都場所】貴景勝が朝乃山との三番稽古で6勝3敗。「この時期に取れるのはペース的にはいい」
朝乃山と三番稽古をこなす貴景勝(左) Photo By スポニチ
 大相撲の秋巡業京都場所が19日、京都市北区の島津アリーナで行われ、大関・貴景勝(27=常盤山部屋)が申し合い稽古に参加した。
 17日の多治見(岐阜)巡業で今巡業初めて相撲を取ったが、この日は大関・豊昇龍の稽古が終わると土俵に入り、元大関の朝乃山を指名。貴景勝は立ち合いからぶちかましと突っ張りなどで先制して二の矢で一気に押し出すなど破壊力十分な攻めを披露。朝乃山も大関の圧力を食い止め左上手を奪っての寄りなど力のあるところを見せた。

 9番の三番稽古は貴景勝の6勝3敗。大関は「特に誰とやるかは決めていない」と話し、この日朝の感覚で相撲を取ることを決めたという。「巡業の序盤で基礎がしっかりできていたから。基礎ができていない段階でやってもケガにつながるだけ。この時期に取れているのはペース的にはいい方だと思います」と話した。

 9月の秋場所で4度目の優勝を果たした。今年は賜杯は2度抱いたが、膝の負傷で休場も2場所。5場所で34勝に止まっており「ケガは負けと同じ。自分の中では2勝2敗みたいなもの。番数も大事だがケガをしない体作りも大事。10代なら勢いで稽古してしまうこともあるけど、年齢的にはいろいろ考えていかないと」という。それでも成績次第では横綱昇進の可能性もある納めの場所に向け、ぶれることなく自らを追い込んでいる。

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