“ダイヤモンド世代”尾関彩美悠が67をマークし暫定首位「100点」の好発進

2023年10月19日 15:39

ゴルフ

“ダイヤモンド世代”尾関彩美悠が67をマークし暫定首位「100点」の好発進 — 尾関彩美悠 Photo By スポニチ

【女子ゴルフ　NOBUTA　GROUP　マスターズGCレディース第1日（ 2023年10月19日兵庫県・マスターズGC＝6495ヤード、パー72 ）】ツアー1勝の尾関彩美悠（20＝JFEスチール）が7バーディー、2ボギーの67をマークし、5アンダーと好発進を決めた。ホールアウト時点で暫定首位につけている。

　会心のラウンドに、尾関の笑顔が弾けた。初日の目標にしていたのは4アンダー。今季自己ベストに並ぶ67をマークし、「1つ良かったので100点です」と会心のラウンドを振り返った。

　100点の第1ラウンドを生んだ裏には、100点の一打があった。4つスコアを伸ばして迎えた17番パー3。今年から20ヤード距離が伸びて203ヤードとなった“モンスターパー3”だが、この日はさらに長い実測212ヤードに設定されていた。

　3Wを手にピンそば4メートルに乗せ、スライスラインを読み切ってバーディー。実は2ホール前の15番パー5で同じ210ヤードを3Wで2オンさせており、「全く同じ距離で風も同じだった。キャディーさんと15番と同じように打ったらいいと話していて、その通りに打てたのが良かった。100点のショットでした」とうなずいた。

　今季、桜井心那が4勝、神谷そらが2勝を挙げている「ダイヤモンド世代」と呼ばれる03年度生まれの1人。プロ1年目の昨季に初優勝をつかんだが、今季は前半戦で7戦連続の予選落ちを喫するなど苦しんだ。ただ後半戦は直近5戦で3度のトップ10と状態を上げている。20歳は「前半戦で遅れた分、最近は良くなってきている。やっぱり優勝したいって気持ちが凄いあります。まだ初日なので、1日1日大事に自分のプレーができたら」と力を込めた。