青木瀬令奈 パットの名手は器具使わずタッチで合わせる

2023年10月19日 04:30

ゴルフ

青木瀬令奈 パットの名手は器具使わずタッチで合わせる
パター練習する青木瀬令奈(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【ベスト69の記者山手あかりもマネしたいプロの練習法】ベストスコア69のゴルフ担当、山手あかり記者がマネしたい!と思うプロ選手のとっておきの練習法を大会期間中、5回にわたって連載する。第1回はツアー屈指のパットの名手、青木瀬令奈(30=リシャール・ミル)の練習法を紹介する。
 青木がコースに来て最初にすることはグリーン面を手で触れることだ。湿度やコンパクション、砂の付き方などを確かめ、タッチを合わせることに役立てる。「毎日やっていれば大体タッチは合う」と話す。ラウンド前は7メートルから始め、ロングパット、ショートパットの順でスピード感を調整。仕上げに下りストレートの1メートルを行い、ティーイングエリアへ向かうのがルーティンだ。

 ちなみにパッティング練習の際、多くのプロが使用するレールなどの器具も一切使わない。ラインによって体重配分や打点など打ち方を変えているからだ。「パッティングコーチから、自由にやっている感覚がなくなっちゃうので絶対使わないでくださいって言われます」と笑う。

 昨季に続き、今季も平均パット数(1ラウンド当たり)1位。ツアー屈指のパットの名手が最も重視しているのはスピード感だ。「アマチュアの方はキャディーさんにラインは聞くけど、上りか下りかを見たりしない人が多い。タッチが合っていれば3パットは減ってくる」と言う。

 この言葉を聞いて、はっとした。たしかに、ライン読みに夢中になり、上り下りをあまり気にしていない…。今後は練習からタッチ合わせに時間を費やして3パット撲滅を目指したい。(山手あかり)

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