【秋巡業京都場所】宇良が思い出の会場に力士として戻り万感 嫁取りは「大事にしている人が…」と大ボケ

2023年10月19日 19:04

相撲

【秋巡業京都場所】宇良が思い出の会場に力士として戻り万感 嫁取りは「大事にしている人が…」と大ボケ
トークイベントで会場を盛り上げる宇良、千代栄、豊昇龍(左から) Photo By スポニチ
 大相撲の秋巡業京都場所が19日、京都市北区の島津アリーナで行われ、地元・鳥羽高相撲部出身の幕内・宇良(31=木瀬部屋)が地元への感謝の思いを口にした。
 出身は大阪府寝屋川市だが、高校時代は鳥羽高校相撲に所属していた。この日は稽古後に大関・豊昇龍、福知山市出身の十両・千代栄とのトークーショーに登場。島津アリーナは思い出深い土地でもあり「高校生のとき(2008年)に巡業に招待されて遊びにきた思い出があります。ようやくここで力士として土俵に上がれてうれしく思います」と感慨深げに話した。この日は千代栄に負けぬ握手と声援を浴び「高校で学んできたことを大学でも大相撲でも継続しやっている。声援を力に替えてきたところもあるので、引き続き頑張ります」と意気込みを示すと、館内の熱気は最高潮に達した。

 宇良らしい一面を見せたのがトークイベントでの質問への対応。会場から「カノジョはいますか」との声がかかり、豊昇龍と千代栄はノーコメントでマイクを宇良に。すると「自分、とても大事にしている人が・・・」とにおわしておいて「いないです」と関西人らしいボケで館内大爆笑。豊昇龍が吉本芸人ばりにずっこけるひと幕があった。

 島津アリーナにはもうひと忘れない思い出がある。高校2年の時に当地で行われた2009年高校総体相撲競技で選手の案内役を担当した。「選手の(東西を分ける)赤いリボンを着ける担当でした。今の現役力士にも自分に着けてもらった選手がいるんです」と笑う。

 秋場所は前頭4枚目で9勝を挙げて、九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)は幕内上位に躍進する。「勝ち越しを目指して頑張ります。思い切って取ってダメなら仕方ない」。控えめながらも、第2の故郷の後押しを力に代えて、さらなる躍進を誓っている。

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