【医師監修】布団の中で伸びをすると足がつる「原因」とは?つりやすい人の特徴も

2023年10月28日 09:00

【医師監修】布団の中で伸びをすると足がつる「原因」とは?つりやすい人の特徴も
布団の中で足を伸ばしたら、足がピーン!痛っ!……つってしまった。これ結構あるあるの話なのですが、みなさんはいかがでしょう。今回は『夜中に足がつる原因と対処法』という記事からピックアップして、お医者さんに聞いた「布団の中で […]

布団の中で足を伸ばしたら、足がピーン!痛っ!……つってしまった。これ結構あるあるの話なのですが、みなさんはいかがでしょう。今回は『夜中に足がつる原因と対処法』という記事からピックアップして、お医者さんに聞いた「布団の中で伸びをすると足がつる原因」をご紹介します。

なぜ?布団の中で伸びをすると足がつる原因

布団の中で 伸びを すると 足がつる

布団の中で伸びをすると足がつるのは、血行不良が原因であることが多いです。

寝ている間は、ほとんど体を動かしておらず、心拍数が低下し、血行不良を起こします。血行が悪い状態で伸びをすると、

  1. 足の筋肉が過剰に収縮する
  2. 筋肉に必要以上の負荷が掛かる

  3. 足がつる

ということが起きてしまうのです。

布団の中で伸びをするとつりやすい人の特徴

ミネラル不足

  • カリウム
  • マグネシウム
  • カルシウム

などのミネラルは、神経伝達や筋肉収縮に関わっています。そのため、不足すると足がつりやすくなります。

ミネラル

仰向けで寝ている

仰向けで寝ている場合、足の甲とすねが一直線になりやすくなります。この状態が長時間続くことで、感覚器官の機能が衰退し、足がつりやすくなります。

できるだけ横向きで寝る、使用する毛布や掛け布団を軽いものにする等をおすすめします。

冷え性

冷えによる血流不良で、神経伝達機能がスムーズに作用しなくなり、つりやすくなります。

妊娠中

妊娠中は、骨盤内で血管が圧迫されます。その結果、血液の流れが滞り、つりやすくなります。

更年期世代

更年期に突入すると、女性ホルモンの分泌量が減少します。女性ホルモンが減ると、筋肉量が減ってしまうため、つりやすくなります。

痛い…!足をつった時どうすればいい?

  1. つま先を上方向に向けて、かかとを90度にする
  2. 膝の裏を床につけるイメージで、力を抜きながらゆっくり足を伸ばす
  3. 痛みが緩和するまで続ける

足がつっている時は、筋肉が過剰に収縮しています。筋肉の収縮を和らげるために、力を抜きながらゆっくりと足を伸ばしましょう。痛みの緩和が期待できます。

痛くて伸ばせない時も、伸ばした方がいい?

痛みが強く、足を伸ばすのがつらい時もあるでしょう。足を伸ばせないほど痛む時は、無理せず、できる範囲で足を伸ばしましょう。

監修者プロフィール

医療法人小田原博信会 理事長
医学博士 岡村 信良

医療法人小田原博信会 理事長 医学博士 岡村 信良

久野銀座クリニック院長。平成18年北里大学・大学院卒。平塚共済病院内科医長を経て小田原銀座クリニックに平成20年に入職、その後院長に就任。

※本記事はMELOSで公開された記事『【夜中に足がつる】原因と対処法。病気の前兆って本当?[医師監修]』を再編集したものです。

<Edit:編集部>

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