アメフト関学大 開幕5連勝で次節いよいよ立命大戦 大村監督「力が抜けている」

2023年10月28日 15:41

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アメフト関学大 開幕5連勝で次節いよいよ立命大戦 大村監督「力が抜けている」
<関学大・京大> 戦況を見つめる関学大・大村監督(中央) (撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【関西学生アメリカンフットボール1部リーグ   関学大45ー20京大 ( 2023年10月28日    王子スタジアム )】 史上初の甲子園ボウル6連覇へ、関学大が最初の関門を突破した。全勝対決となった京大戦。先制を許しながら、RB伊丹翔栄(3年)が93、55ヤードのロングTDを2本決める活躍を見せ、アジャストした後半に一気に突き放す。終わってみれば、ダブルスコア以上の快勝劇。王者の強さだけが印象として残った。
 「1本目の(93ヤード)TDは空いてほしいところが空いてくれて、最後は(ブロックの)小段が頑張ってくれた。きょうはサンテレビの生中継があったので、燃えました」

 トータル179ゲインをゲインしたエースランナーは頬を緩めた。スピードとカットバックが持ち味だった昨年までと違い、今年は体重を9キロ増量して、当たり負けないボディーもストロングポイント。「人に強い」ランは、タックル、ブロックが伝統的に強い京大を完全粉砕する威力があった。

 「ある程度、スピードに乗ったら抜けられるし、助かってますね」。エースランナーを評価しつつも、大村和輝監督の表情は少し曇る。「QBは今年一番悪いデキでしたね。今日のデキじゃ、次の試合、通用しません」。スターターを託した鎌田陽大(4年)へ向ける視線は厳しい。

 次節(11月11日、ヤンマー長居)は、最大のライバル立命大戦。「(今年の)立命大は力が抜けている。(相手のオフェンスは)うまくかみ合っているし、ディフェンスが粘らないと、しんどいでしょうね」。オフェンスではQBの奮起、ディフェンスでは最後列でパスなどに対応するDBの頑張りを勝利へのキーポイントに挙げた指揮官。よりタフなタレント軍団との一戦で、王者の真価が問われる。

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