織田信成「復帰届」出さずに復帰していた…13年引退表明からの経過 昨季国体の成績は扱い協議中

2023年10月28日 17:11

フィギュアスケート

織田信成「復帰届」出さずに復帰していた…13年引退表明からの経過 昨季国体の成績は扱い協議中
男子フリー前の6分間練習へと入る織田(手前) Photo By スポニチ
 日本スケート連盟は28日、昨季に現役復帰した10年バンクーバー五輪7位入賞の織田信成(36=大阪スケート倶楽部)が、復帰手続きに不備があったため、12月の全日本選手権に出場しないことを発表した。
 この日、行われた西日本選手権で男子は6位以内が全日本に進出。織田は合計216・75点でSP7位から大逆転優勝を果たしたものの、国内最高峰のリンクに立つことはできない。

 【織田信成 復帰までの経過】

 ▼現役引退 13年12月の全日本で現役引退を表明。14年の年初に、日本アンチドーピング機構(JADA)のRTP(登録検査対象者リスト)として「引退届」を提出した。

 ▼復帰 22年に現役復帰。大阪連盟に選手登録。元RTPアスリートが復帰して国際競技大会や国内競技大会に参加する場合、JADAに「復帰届」を提出し、受領日から6カ月はドーピング検査を受けられるようにする必要があるため大会出場はできない。織田は「復帰届」を提出せずにJADA規定ではない地元の大会に出場。

 ▼国体出場も 23年1月に八戸国体の成年男子に出場して個人9位、大阪府は3位。JADA規定の国内競技大会のため、ペナルティーなど規定に沿った手続き中。

 ▼日本スケート連盟が把握 23年7月18日に織田の「復帰届」未提出を知ったスケート連盟が、織田に確認。その同日中にJADAは織田の復帰意向を確認。復帰可能日は6カ月経過した後の24年1月19日となった。

 ▼WADAに申し立て 8月8日に織田が世界アンチドーピング機構(WADA)に申し立てを行ったが、同21日に適用除外にならないという回答があり、22日にJADAが織田に通達。21日間、日本スポーツ仲裁機構に不服申し立て可能だったが、期間が過ぎた。

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