照ノ富士 福岡に入り初稽古11戦全勝 九州場所は「様子を見ながら」 師匠は「出るつもりでやっている」

2023年11月03日 14:57

相撲

 大相撲の一人横綱・照ノ富士(31=伊勢ケ浜部屋)が3日、福岡兼太宰府市の部屋で計11番の三番稽古を兄弟子の宝富士(36)と行った。全勝で、うち10番が寄り切りだった。
 名古屋場所を4日目から途中休場、秋場所を全休した原因の腰痛は「徐々によくなっていると思う」と回復傾向にあるという。気がかりな九州場所(12日初日、福岡国際センター)への出場については、「様子を見ながら」と語った。出場する以上は優勝を求められる立場。今年唯一皆勤した夏場所は14勝1敗で8度目の優勝。九州場所では一昨年、全勝優勝を飾っている。

 「長くやれる体ではないと分かっているから1場所、1日1日を人の倍以上大事にやっていきたい」。初日まで残り10日を切り、自らの体との対話を続けていくという。

 前日2日まで支援者の招きで沖縄に滞在し、稽古以外に地元の子どもたちとも触れ合った。「いい環境で汗を流してやれた」と笑顔。稽古を見守った師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は「稽古をやっているわけだし、出るつもりできている」と前向きに語った。出場か欠場か。判断のリミットになる10日の取組編成会議前まで師弟で慎重に判断する。

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