【TOTOジャパンC】畑岡奈紗 スイング修正し首位浮上 地元初戴冠へエースの貫禄

2023年11月04日 04:39

ゴルフ

【TOTOジャパンC】畑岡奈紗 スイング修正し首位浮上 地元初戴冠へエースの貫禄
14番、ティーショットを放つ畑岡(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第2日 ( 2023年11月3日    茨城県 太平洋クラブ美野里C=6598ヤード、パー72 )】 首位と1打差の2位から出た畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)が7バーディー、1ボギーの66で回り、65をマークした桑木志帆(20=岡山御津CC)とともに通算14アンダーの首位に並んだ。米ツアー6勝の畑岡は故郷・茨城で今季初優勝を目指す。岩井明愛(21=Honda)、稲見萌寧(24=Rakuten)ら3人が12アンダーの3位。渋野日向子(24=サントリー)は6アンダーの40位で週末に臨む。
 満足感はない。畑岡は「スコアにはなっているけど、ショットは荒れていた」と複雑な表情だった。ショットの感触は良くない。それでも総合力で66を叩き出し首位に立った。

 序盤はなかなか好機をつくれない。6番をパーで終えると、グリーン脇でクラブを持たずスイングを確認する姿があった。「悪い時の癖でフェースローテーションが始動から入り、フェースが開いた状態でクラブが下りてくる」。悪癖がショットが安定しない原因になっていた。修正すると、以降はショットがピンに絡んでいく。

 7番は2メートル、8番パー3は1メートルへ。そして観客を沸かせたのが9番パー5の第3打。残り90ヤードの左ラフから58度のウエッジでランも使いピン左1.5メートルにぴたり。3連続バーディーで折り返した。

 主戦場の米国とは芝の種類が異なるためラフからは距離感をつかむのが難しい。フライヤーに注意しながらフェースの開き具合、クラブのリリースの仕方なども「普段より気をつけている」という。高い技術に同組の桑木は「ラフに入ってもチャンスにするし、アプローチの精度も凄い。本当に“うまー”と思った」と舌を巻いた。

 今週は車で20分ほどの実家から通う。家族との生活がプラスに作用している。「母が料理を作ってくれたり、自分のベッドで寝たり。愛犬に癒やされていることが一番大きいかな」。鍋料理など母・博美さんの手料理で栄養を補給。トイプードルのステラ(雌)とアポロ(雄)と遊びリフレッシュしている。

 18年にこの大会を制しているが、当時の会場は滋賀・瀬田GCだった。故郷で初の戴冠に最も近い位置で週末を迎える。「明日(4日)からの2日も伸ばしていかないといけない」。米ツアー6勝の日本のエースは表情を引き締めた。

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