【TOTOジャパンC】桑木志帆 メンタル安定で首位浮上 憧れの同郷・渋野先輩と同じ舞台へ

2023年11月04日 04:38

ゴルフ

【TOTOジャパンC】桑木志帆 メンタル安定で首位浮上 憧れの同郷・渋野先輩と同じ舞台へ
18番、第2打を放つ桑木志帆(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアーTOTOジャパンクラシック第2日 ( 2023年11月3日    茨城県 太平洋クラブ美野里C=6598ヤード、パー72 )】 17番でバーディーを奪って迎えた最終18番。桑木は残り176ヤードの第2打を4Uで振り抜くとピンまで1メートルにピタリとつけた。連続バーディーで締めくくり、畑岡を捉えて首位に浮上。「ショットが凄く良くて自分の中ではパーオン率もいい。アプローチもイメージ通り」。2日連続ボギーなしの7バーディー、65。会心のラウンドに笑顔がはじけた。
 初日からショットが好調だ。ルーティンなどを変えたわけではない。「アドレスの時に重心が浮かないように気をつけている」。ちょっとした意識がスコアをつくっている。

 加えて精神面の安定が大きい。9月に体調を崩してからゴルフの調子も上がらなかったが、メンタルコーチの辻秀一氏のアドバイスを受けて「沈んでいた気持ちが変わった」という。21年の新人戦加賀電子カップで堂々の優勝。しかし、同期の岩井ツインズらが勝ちを重ね、6月の資生堂レディースではプレーオフの末、1学年下の桜井心那に優勝の座を譲った。勝利に届かず「浮き沈みが大きいタイプで…周りが勝って焦っちゃった」と振り返る。だが、今は「周囲に流されずに一打に全力で向かっている」とフラットな心でプレーしている。

 岡山出身で、同郷の渋野は「ジュニアの時から知っていてホント憧れの存在」。今大会で「海外の選手と毎週戦ってみたい」気持ちも強まった。優勝なら渋野と同じ米ツアーの舞台に立つ資格も得られる。絶好の位置で迎える残り36ホール。「早く追いつけるように頑張りたい」と目を輝かせた。

 ◇桑木 志帆(くわき・しほ)2003年(平15)1月29日生まれ、岡山市出身の20歳。父の影響で4歳からゴルフを始める。17、18年に中国女子アマチュア選手権を連覇。21年6月のプロテストに一発合格。得意クラブは1W。メルセデスランキングは現在12位。倉敷芸術科学大在学中。趣味は音楽鑑賞、お笑い、スポーツ全般。1メートル64、57キロ。

 ▼3位・稲見萌寧 結構いい所についたけど、なかなかパットが決まってくれなかった。もうちょっと伸ばせたかな。(4バーディー、ボギーなしで好位置キープ)

 ▼7位・西村優菜 凄く苦しい一日で、悔しい一日になった。あと2日間あるので、しっかり上だけを見て頑張りたい。(ボギー先行の苦しいラウンドで2位から後退)

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