「マラソンにはまったく興味がなかった」。40代医師が駅伝大会に“驚くほど”ハマった理由

2023年11月20日 09:00

「マラソンにはまったく興味がなかった」。40代医師が駅伝大会に“驚くほど”ハマった理由
正直、私は、マラソン競技には、まったく興味がありませんでした。 中学1年生の頃は、学校代表の駅伝チームに選ばれたこともあり、マラソンは得意なほうだと自覚していました。 しかし、思春期を迎え、こんなにしんどいことをなぜ頑張 […]

正直、私は、マラソン競技には、まったく興味がありませんでした。

中学1年生の頃は、学校代表の駅伝チームに選ばれたこともあり、マラソンは得意なほうだと自覚していました。

しかし、思春期を迎え、こんなにしんどいことをなぜ頑張れるんだ? と疑問を感じ、しかも勝負事にこだわることがなく負けず嫌いでもない私は、マラソンを本気で走れなくなっていました。

そのまま、マラソンは競技として参加することも、観戦することもないまま40代に突入。スノーボードやサーフィン、登山が趣味となりました。

それらを楽しむための体力作りやダイエット目的で、たまにジョギングを行うものの、長続きすることはなく、マラソンからは疎遠な生活を送っていました。

突然、駅伝大会にエントリーしたくなる

そんな私ですが、あるとき、駅伝に興味を持ったのです。

数年前から、職場の人たちが駅伝大会に参加しているのは知っていました。みんなで練習を重ねたエピソードや大会当日の話を聞いているうちに、なんだか楽しそう、駅伝ってなに? と、だんだん興味を持つようになっていきました。

楽しそうな様子に惹かれ、ついに駅伝にエントリーしたのが半年前です。

駅伝はチーム戦。仲間同士の絆を深める練習や助け合い

駅伝大会は、マラソン大会では味わえない魅力がありました。個人レースより結果を求めないので、気持ちに余裕を持って走りを楽しめるのです。

チーム戦なので仲間を応援したり、サポートをする・されることも、仲間同士の絆を深めるキッカケになります。もちろんみんなで練習も行いますし、久しぶりに走る私も、つらい気持ちを持つこともなく、少しずつ上達していきました。

大学時代は駅伝部だった仲間や、フルマラソン経験者もいましたので、とても充実した練習時間となりました。

レース当日。タスキをつないで気分は「箱根駅伝」選手

なんといってもタスキが良いのです。タスキをつなぐことで、よもや箱根駅伝さながらの気分も味わえますし、なにより絆を感じることができるのです。タスキがあると「次の人が待っている」と思えるので頑張るパワーになります。

駅伝大会だと、走る時間よりも待ち時間のほうが長いので、メンバー同士の会話が弾みます。早かったね! しんどかった! など、大会中のコミュニケーションはもちろんのこと、仕事や生活のことまで話せました。

周回コースでしたので、応援しやすいのもポイントです。メンバーの家族も応援に参加しやすいでしょう。実際、小さいお子さんがいるメンバーもおり、家族で参加しに来てくれました。

次:私が考える、駅伝大会参加の魅力とは

私が考える、駅伝大会参加の魅力とは

駅伝は、仲間と協力して走ることができるという特徴があります。それによって、単なる競技としてだけでなく、仲間たちとの結びつきやコミュニケーションが生まれます。

また、待ち時間があること、周回コースであったことなどがメンバー同士の交流を生み出し、家族や友人と一緒に楽しむことができるのも魅力です。ただの運動ではなく、人とのつながりや楽しさをもたらすものだと感じました。

チームワークや絆、そして個々のランナーが力を合わせて目標に向かって走る姿勢が最高なのです。

次の駅伝大会にエントリーしています

1か月後には、次の駅伝大会に参加します。今度は3つのチームでエントリーするので、楽しみは高まる一方です。

マラソン競技にまったく興味がなかった私ですが、いまではすっかり駅伝体験のトリコになってしまいました。

著者プロフィール

なか整形外科京都西院リハビリテーションクリニック
院長 樋口直彦 先生

なか整形外科樋口 直彦
帝京大学医学部卒業後、いくつかの病院で勤務し、院長を経験後、2021年1月に医療法人藍整会 なか整形外科の理事長に就任。バレーボールVリーグ「サントリーサンバーズ」のチームドクターも務める。骨折治療をはじめ関節外科、スポーツ整形外科を専門に治療。

<Text & Photo:なか整形外科京都西院リハビリテーションクリニック院長 樋口直彦/Edit:編集部>

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