「4年後に日本一」ラグビーリーグワン1部昇格の三重が所信表明会見 “革命家”クローリー新HCも抱負

2023年11月20日 19:52

ラグビー

「4年後に日本一」ラグビーリーグワン1部昇格の三重が所信表明会見 “革命家”クローリー新HCも抱負
リーグワン1部で迎える新シーズンに向けて会見に臨んだ三重の(左から)カイポウリ、クローリー新ヘッドコーチ、古田主将、モスタート Photo By スポニチ
 ラグビーリーグワンで今季1部に初昇格する三重が20日、来月9日に開幕する新シーズンに向け、東京都内で所信表明会見を開催した。同様の会見を東京で開催するのは初の試み。チーム目標に「4年後に日本一」を掲げる中、W杯フランス大会でイタリア代表を率いた元オールブラックのキアラン・クローリー新ヘッドコーチ(HC、62)は「4年後の日本一に向けて頑張っていきたい。革新的に勇気を持ってチャレンジしたい」と抱負を述べた。
 イタリア代表はW杯1次リーグA組を2勝2敗の3位で敗退したものの、伝統的にFW戦やセットプレーを重視していたスタイルから、才能あるランナーがそろったバックスを中心に、ボールを動かすラグビーに転換。クローリーHCの手腕が高く評価されている。三重もトップリーグだった18年度の9位が過去最高成績と現状打破が必要なだけに、指揮官は「(イタリアでは)同じ事をしても、同じ結果になると思い、革新的な何かをやらないといけないと思った。ホンダでもそうしたい」と明言した。

 7つの公式スポーツクラブを持つホンダ本社だが、今年度からは陸上部とともにラグビーも重点強化部となり、予算面でも格段に増強されているという。会見に出席した前田芳人ゼネラルマネジャーも「非常に短い期間(4年)で勝っていかないといけない。他チームと比べものにならない強化をしないといけない。優秀な選手を獲らないといけないし、来季以降、目に見える補強をしていきたい」と国内外の大物選手獲得にも意欲を示した。

 4年後の日本一に向けて、1部初参戦となる今季の目標は「ベスト8」とクローリーHC。「ラグビーはエンターテインメント性のあるスポーツ。それを出しつつ、結果も出したい」と話し、12月9日の開幕戦では昨季9位の神戸と対戦する。

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