幕下筆頭の尊富士が4勝目!新十両昇進へ大前進も満足せず「勝ち越すことが目標ではない」

2023年11月20日 16:22

相撲

幕下筆頭の尊富士が4勝目!新十両昇進へ大前進も満足せず「勝ち越すことが目標ではない」
<大相撲九州場所・5日目>尊富士ははたきこみで白鷹山に敗れる(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所9日目 ( 2023年11月20日    福岡国際センター )】 西幕下筆頭の尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)が十両経験者の對馬洋(30=境川部屋)を破って4勝目を挙げ、勝ち越しを決めた。
 立ち合いはあまり踏み込まず、相手の鋭い立ち合いを受ける形に。そこから相手の引きに乗じて一気に攻め込んでいき、最後は前に倒れ込みながら押し出した。「相手は土俵際(の逆転)とか技もあるので」。立ち合いも土俵際も、しっかり相手をよく見て落ち着いて攻めきった。

 昨年九州場所の序ノ口デビューから7場所目、ここまでの通算成績は41勝6敗。負けた相撲は全て前に落ちる内容だった。「まだ1回も攻め込まれたことがないという自信で取っている」。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)や部屋の横綱・照ノ富士(31)からも「前に出ていけ」とアドバイスを受けており、この日も前に出る圧倒的な強さを見せた。

 西筆頭で勝ち越しが決まり、新十両昇進へ大きく前進。1つ目標をクリアしたかと問われると「何をですか?勝ち越すことが目標ではないので」と返答。幕内での活躍を見据えて常々「十両を目指しているわけではない」と話しているとおり、この地位での勝ち越しに満足しない意識の高さが表れていた。

おすすめテーマ

2023年11月20日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム