【スポーツクライミング】パリ五輪内定の森秋彩 ベーカリーショップで「バイト始めた」JMSCA表彰式

2024年01月13日 12:37

スポーツクライミング

【スポーツクライミング】パリ五輪内定の森秋彩 ベーカリーショップで「バイト始めた」JMSCA表彰式
表彰式前に取材対応した左から安楽、森、大政 Photo By スポニチ
 日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)の年間表彰式「2023シーズンJMSCA表彰式」が13日、都内で行われ、スポーツクライミングでパリ五輪代表に内定している女子の森秋彩(あい、20=筑波大2年)が優秀選手として表彰された。

 昨年8月の世界選手権の複合(ボルダー&リード)で3位となりパリ五輪代表に内定した。発熱、腹痛など体調不良の中でつかんだ五輪切符だった。森は「疲れがたまったのか熱が出て、しんどい状態で、1年の中で大事なラウンドをこなすので不安で“もう駄目かも知れない”と思ったけど、そこで自分との戦いだと思い出せたのが大きかった」と振り返り「その時の思いを今年も忘れずやっていきたい」と話した。

 年末年始は名古屋へ旅行に出かけてリフレッシュした。その後、地元で成人式に出席した。「中学の同級生に会って、意外と顔を名前を覚えていて、懐かしい感じだった」と笑顔で振り返った。

 振り袖姿でジムにあいさつに行き「(競技に)打ち込めるのは環境を整えてくれる人のおかげだと成人の日を通して感じた」と支援者らへの感謝の気持ちを改めて抱いた。

 新成人の目標を聞かれると「スポーツ界にいるだけでは学べることは限られるので今後は社会にも出たい」と話し「バイトを始めたりしている」とベーカリーショップでアルバイトを始めたことを明かし「好きなのは塩パンとコッペパンです」とはにかんだ。

 現在は2月のジャパンカップに向けて調整中。冬の開催となるため「寒いのが苦手なので、あえて半袖でやって寒さに耐える力をつけている」と寒さ対策にも余念がない。「五輪までの貴重なコンペの体験として、しっかりいい成績を残せたら」と五輪代表にふさわしい好成績を目指す。

 初出場となるパリ五輪の目標は明言しなかったが「自分のベストを出し尽くして、日々の練習に一生懸命取り組んでいけば、結果は自ずとついてくる。まっすぐな気持ちで突き進んでいく」と力を込めた。

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