平野美宇 五輪代表確実の背景に戦術の幅 出遅れもみま&ひな連破が「ターニングポイント」

2024年01月27日 04:43

卓球

平野美宇  五輪代表確実の背景に戦術の幅 出遅れもみま&ひな連破が「ターニングポイント」
<卓球全日本選手権第5日>女子シングルス6回戦に臨む平野美宇(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【卓球 全日本選手権第5日 ( 2024年1月26日    東京体育館 )】 女子シングルス4~6回戦が行われ、東京五輪団体銀メダリストの平野美宇(23=木下グループ)が準々決勝に進み、パリ五輪で初のシングルス代表入りを確実とした。
 パリ五輪の選考レース序盤で出遅れていた平野が浮上するきっかけになったのが22年11月の全農カップ船橋大会だった。

 伊藤、早田という同学年のライバルを下し、五輪選考対象の大会を初めて制した。「(負けて)廊下で大泣きしている恥ずかしい姿を見せていた。(22年)9月から死ぬ気でやって、6年ぶりぐらいに伊藤選手に勝てた。そこがターニングポイント」と振り返る。

 この頃から、高速卓球にとらわれず、戦術の幅を広げるようになった。「緩急や、サーブやレシーブの種類を増やすことで連続攻撃という強みもさらに生かせるようになった」。結果を残して選考レースで浮上するとともに、身につけたのが大きな自信。今大会、何度も口にした「自分の人生は自分で決める」というフレーズは、積み重ねてきた努力に裏打ちされた言葉だった。

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