【リーグワン】沢木監督はなぜ「優に怒られた」のか?昨季3位の横浜に浸透しつつある常勝の組織文化

2024年01月27日 20:19

ラグビー

【リーグワン】沢木監督はなぜ「優に怒られた」のか?昨季3位の横浜に浸透しつつある常勝の組織文化
<横浜・神戸>逆転負けを喫した横浜(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーリーグワン1部第6節   横浜27―31神戸 ( 2024年1月27日    神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場 )】 昨季3位の横浜は最大13点のリードを守り切れず、神戸に27―31で逆転負け。2敗目(4勝)を喫し、連勝は4で止まった。前半はほぼ敵陣でゲームを進め、10―0とリードして折り返し。しかし後半は軽率な反則から得点につなげられ、モールディフェンスでも劣勢を強いられた。
 20日には南アフリカ代表でW杯連覇の立役者となったSHデクラーク、CTBクリエルの離脱を発表。母国に帰って手術を受けた主力を失い、試合直前にもメンバー変更を余儀なくされた。「ケガ人のことは気にしていない」と話した沢木敬介監督も、「我々は相手を崩している。負けは悔しいが、ネガティブになる必要はない」と前を向いた。

 一方、そんな“甘い評価”にあえて苦言を呈したのが、元主将のSO田村だったという。前半はスタッツで圧倒し、後半も2トライを奪いながら、リーダー格選手の安易な反則が失点を招いた。フル出場でチームをリードし、前半終了間際にはドロップゴールも決めた田村も「負ける要素がない試合だった。チームとして見つめ直さないといけない」と厳しい表情で語った。

 リーグワン1季目は6位、昨季はトップリーグ時代を含めて過去最高の3位。年々進化を遂げ、チーム内にウイニングカルチャーが根付く様子を目の当たりにした沢木監督も、「さっき(田村)優に怒られた」と頭をかいたものの、「選手がそういう話しをしているのは良いこと」と目を細める。看板選手を欠き、苦しい台所事情は続くが、2季連続のプレーオフ進出へどん欲に勝利を求めていく。

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