尊富士 あの大鵬に並んだ!新入幕力士の初日から11連勝は歴代1位タイ 110年ぶり新入幕Vが現実味

2024年03月20日 17:51

相撲

尊富士 あの大鵬に並んだ!新入幕力士の初日から11連勝は歴代1位タイ 110年ぶり新入幕Vが現実味
<大相撲春場所11日目>琴ノ若(右)を寄り切りで破った尊富士(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所11日目 ( 2024年3月20日    エディオンアリーナ大阪 )】 大相撲春場所は20日、エディオンアリーナ大阪で11日目の取組が行われ、全勝で単独首位の東前頭17枚目・尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)が大関・琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽部屋)を撃破。新入幕力士の初日から11連勝は、1960年初場所の大鵬に並ぶ歴代1位タイ記録という快挙。新入幕力士が大関を破るのは、2014年秋場所の逸ノ城(稀勢の里と豪栄道に勝利)以来10年ぶりで、史上8人目。1914年夏場所以来110年ぶりの新入幕Vがいよいよ現実味を帯びてきた。
 初土俵から所要9場所で最速新入幕を果たした尊富士は初日から順調に白星を積み重ね、7日目を終え単独首位。8日目も勝利し、新入幕力士のストレート給金は11年技量審査場所の魁聖以来13年ぶり史上6人目の快挙。新入幕が単独トップで中日8日目を折り返すのは、15日制以降では史上初という歴史的快進撃となった。

 9日目には三役初挑戦で小結・阿炎と激突するも押し出しで下し、無敗をキープ。前日の10日目には1敗の平幕・大の里との優勝争い直接対決が実現。出世が早過ぎて大銀杏(おおいちょう)が結えない新鋭同士の直接対決はちょんまげの尊富士に軍配。無傷の10連勝で後続と2差に広げ、単独首位を独走。10日目終了時で平幕の2差単独首位は昨年春場所の翠富士以来、1場所15日制となった1949年夏場所以降では4例目という出来事だった。

 そしてこの日は、2敗の大関・琴ノ若を寄り切りで撃破。新入幕力士の初日から11連勝は、1960年初場所の大鵬に並ぶ歴代1位タイの記録。さらに新入幕力士が大関を破るのは、2014年秋場所の逸ノ城(稀勢の里と豪栄道に勝利)以来10年ぶりで、史上8人目という記録ずくめの勝利を飾った。

 なお、あす12日目の取り組みは首位・尊富士が大関・豊昇龍と対戦へ。2敗の大の里は大関・琴ノ若との一番が組まれた。

<大相撲春場所成績上位>
11勝0敗 尊富士
9勝2敗 大の里
8勝3敗 高安、豪ノ山、琴ノ若、豊昇龍

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