【パリ五輪】男子バスケはフランス、ドイツと同じB組 過去最強布陣で目標の8強入りへ

2024年03月20日 03:52

バスケット

【パリ五輪】男子バスケはフランス、ドイツと同じB組 過去最強布陣で目標の8強入りへ
バスケ男子代表のトム・ホーバス監督 Photo By スポニチ
 パリ五輪の男女バスケットボールの組み合わせ抽選会が現地時間19日(日本時間20日)にスイス・ミースで行われ、第4ポッドだった男子日本代表はフランス、ドイツと同じB組となった。
 男子米国代表として3度の金メダルを獲得したカーメロ・アンソニー氏、06年W杯でオーストラリアに初優勝をもたらしたペニー・テイラー氏の2人がゲストで抽選した。

 第4ポッド最初となった日本はフランス、ドイツそしてラトビアで開催される最終予選の勝者と対戦することが決まった。

 男子日本代表は直近フランスに東京五輪直前の国際強化試合では八村、渡辺雄のNBAコンビが活躍して81―75勝利している。しかし昨年のW杯直前の国際強化試合では渡辺雄をケガで欠くなど70―88で敗戦した。

 直近ドイツとは昨年のW杯初戦で対戦。渡辺雄が20点6リバウンド2ブロックと攻守で躍動したが、前半から22点リードを許して、63―81と18点差の完敗。パリ五輪ではリベンジマッチとなる。

 昨年夏に行われた男子バスケットボールのW杯。予選リーグでは格上フィンランド相手にジョシュ・ホーキンソンが28得点19リバウンドのダブルダブル。そして第4クオーターで躍動した河村勇輝が25得点9アシストの大活躍で18点差をひっくり返す大逆転勝利で06年日本大会1次リーグ第3戦のパナマ戦以来17年ぶりの“歴史的1勝”を飾った。

 パリ五輪出場権を得るアジア最上位が目標となった順位決定リーグでは、初戦のベネズエラ戦では第4クオーターに最大15点差を広げられたが、チームを救ったのはチーム最年長の比江島慎だった。チームトップの3点シュート6本を含む23得点の大活躍で逆転勝利。そしてパリ五輪出場がかかったカボベルデ戦では渡辺雄太、ホーキンソンがフル出場。富永啓生が3P成功率は75%と驚異の数字を残し、22得点の活躍など全員でパリ五輪の切符を掴み取った。

 NBAシーズンに向けたコンディション調整を優先して、W杯を欠場していた八村塁も「オリンピックのことも考えていきたい。これから目標を立てていきたいと思う」とパリ五輪には出場の意欲を示している。トム・ホーバス監督も19日の講演会で「来月、彼と話をします」と招集を示唆していた。

 そしてホーバス監督は21年東京五輪でバスケットボール女子日本代表のを監督を務めて銀メダルを獲得。男子を率いるパリ五輪は8強を目標に掲げている。八村、渡辺雄、富永、河村など過去最強の布陣となる可能性が高い男子代表に大きな期待がかかる。

 パリ五輪のバスケットボールは日本時間の7月27日~8月11日にかけて開催される。

男子組み合わせは下記の通りになった。
A組 豪州(世界ランク5位)、ギリシャで開催される最終予選の勝者、カナダ(世界ランク7位)、スペインで開催される最終予選の勝者

B組 フランス(世界ランク9位)、ドイツ(世界ランク3位)、日本(世界ランク26位)、ラトビアで開催される最終予選の勝者

C組 セルビア(世界ランク4位)、南スーダン(世界33位)プエルトリコで開催される最終予選の勝者、米国(世界ランク1位)

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