大の里 貴景勝を押し出し大関戦初勝利 尊富士との2差キープ「ここで負けたら終わり」

2024年03月20日 19:50

相撲

大の里 貴景勝を押し出し大関戦初勝利 尊富士との2差キープ「ここで負けたら終わり」
<大相撲11日目>押し出しで貴景勝(左)を破る大の里(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 大相撲春場所11日目(2024年3月20日 エディオンアリーナ大阪)西前頭5枚目の大の里(23=二所ノ関部屋)が東大関の貴景勝(27=常磐山部屋)を押し出して2敗を守り、大関戦初勝利を挙げた。貴景勝の突きを下から押し上げ、引いてきたところを前へ出た。
 「先場所負けたけれど成長している。昨日の反省も生かせた」。新入幕だった初場所の大関戦では、豊昇龍に下手投げで屈したが、2度目で結果を出した。

 結びの一番の前、控えの土俵下では、前日敗れた全勝の東前頭17枚目の尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)が西大関の琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)を寄り切る一番を間近で見た。2敗はついに自身のみとなり、結びで敗れれば尊富士を追う後続との差は3まで広がる。11日目を終えての3差は逆転が絶望的で、「ここで負けたら終わり」と重圧を背負って取組へ向かった。

 前日尊富士に敗れ、「珍しく落ち込んだ」と振り返る。「でも自分の中でテーマを持って、昨日は最低だったが最高の残り4日にしたい」。反省を教訓にして進んだこれまでの相撲人生を信じ、12日目は琴ノ若戦の土俵へ上がる。

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