“荒れる春場所”平幕に大関がそろって苦杯…優勝争いは全勝・尊富士を2敗大の里が追う展開に

2024年03月20日 18:12

相撲

“荒れる春場所”平幕に大関がそろって苦杯…優勝争いは全勝・尊富士を2敗大の里が追う展開に
<大相撲春場所11日目>大の里(左)は押し出しで貴景勝を破る(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所11日目 ( 2024年3月20日    エディオンアリーナ大阪 )】 大相撲春場所は20日、エディオンアリーナ大阪で11日目の取組が行われ、全勝で単独首位の東前頭17枚目・尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)が大関・琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽部屋)を撃破。新入幕力士の初日から11連勝は、1960年初場所の大鵬に並ぶ歴代1位タイ記録という快挙。同じ平幕・大の里も大関・貴景勝を下し、2敗で首位を追うことになった。
 新入幕ながら快進撃を続ける尊富士は大関・琴ノ若と激突。この日大注目の一番を寄り切りで制し、無敗をキープ。新入幕力士の初日から11連勝は、1960年初場所の大鵬に並ぶ歴代1位タイ記録という快挙。新入幕力士が大関を破るのは、2014年秋場所の逸ノ城(稀勢の里と豪栄道に勝利)以来10年ぶりで、史上8人目という記録ずくめの勝利となった。

 一方、敗れた琴ノ若は3敗目。優勝争いから一歩後退した。2敗で首位を追う平幕・大の里は初顔合わせとなる貴景勝と結びの一番で対戦。格上力士に気後れすることなく豪快な押し出しで9勝目。敗れた貴景勝は4敗目を喫した。

 3敗の大関・豊昇龍は関脇・大栄翔を突き落としで下し8勝目。勝ち越しを決め、優勝争いに踏みとどまった。ここまでわずか3勝の大関・霧島は関脇・若元春に寄り切りで敗れ8敗目。早くも負け越しが決まり、来場所をカド番で迎えることになった。

 3敗で首位を追う平幕勢では高安、豪ノ山が8勝目を挙げ勝ち越し決定。御嶽海と湘南乃海は敗れ、4敗目を喫した。

 なお、あす12日目の取り組みは首位・尊富士が大関・豊昇龍と対戦へ。2敗の大の里は大関・琴ノ若との一番が組まれた。

<大相撲春場所成績上位>
11勝0敗 尊富士
9勝2敗 大の里
8勝3敗 高安、豪ノ山、琴ノ若、豊昇龍

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