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【サーフィン】池田美来が快挙!プロツアー大会&ジュニア大会で2冠達成 28年LA五輪目指す16歳

2024年06月04日 14:30

サーフィン

【サーフィン】池田美来が快挙!プロツアー大会&ジュニア大会で2冠達成 28年LA五輪目指す16歳
今年2月、スポニチ東京本社を訪れた池田美来 Photo By スポニチ
 【サーフィンクルイ・プロQS5000最終日 ( 2024年6月4日    インドネシア・スマトラ島クルイ )】 28年ロサンゼルス五輪を目指す16歳が快挙だ。プロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)への登竜門となる予選シリーズ(QS)では最も格付けの高い大会で、22~24年世界ジュニア代表の池田美来(みらい)が初優勝を果たした。池田は同日に行われたクルイ・プロ・ジュニアでも優勝し、見事2冠を達成した。
 QS3000では昨年3月に宮崎県日向市で行われた大会で2位の実績がある池田。オーストラリアなど強豪国からも多数のサーファーが参戦した今回も初戦から快進撃を続けた。最終日は準々決勝で都築虹帆、準決勝でパリ五輪代表の松田詩野(TOKIOインカラミ)を退けて決勝に進出すると、先に行われたジュニア決勝でまず1冠目。そして決勝ではオーストラリア選手を破り、この日2つめのタイトルを獲得した。

 ショッキングピンクのボードを手に現地のインタビューに応じた池田は、「優勝できてうれしい。疲れました」と笑顔と苦笑いを同時に浮かべた。前日3日は波が大きくなりすぎたため競技が行われず、最終日に準々決勝以降とジュニア決勝が行われる強行日程に。1人が1日4ヒートに出場することはまれだけに、「4ヒートはなかなかやることがないので」と振り返った。

 昨年末から今年1月にかけては米ハワイでの武者修行を敢行。21年東京五輪で初代五輪女王となったカリッサ・ムーアの父・クリス氏のコーチングを受け、パワフルな波に対応できる技術を習得した。滞在の最初の1週間は1人だけで過ごし、練習も食事作りも全てこなすハードな毎日に。クリスマスも「1人で過ごした。寂しかった」と振り返ったが、貴重な経験を通じて精神面でもたくましくなり、今回の快挙につなげた。

 28年ロサンゼルス五輪は20歳、32年ブリスベン五輪は24歳で迎えるため、「必ず出たい。五輪は憧れ」と意欲を燃やす16歳。24年の目標を一つかなえ、4年後へと大きく飛躍する。

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