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81キロ級・永瀬貴規が準決勝進出!世界1位討ち “歴史的”連覇&ニッポン柔道3つ目金メダルへあと2勝

2024年07月30日 20:38

柔道

81キロ級・永瀬貴規が準決勝進出!世界1位討ち “歴史的”連覇&ニッポン柔道3つ目金メダルへあと2勝
<パリ五輪 柔道>男子81キロ級、準々決勝を突破する永瀬貴規(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第5日 柔道 ( 2024年7月30日    シャンドマルス・アリーナ )】 男子81キロ級の永瀬貴規(30、旭化成)が30日、準々決勝で東京五輪銅メダルで世界ランキング1位のマティアス・カス(27=ベルギー)を撃破。6分49秒、延長で技ありを奪い準決勝進出を決めた。 【柔道男子81キロ級トーナメント表
 東京五輪で金メダルを獲得してから3年。30歳、3大会連続となる五輪の舞台でも永瀬は自身の柔道を貫いた。

 初戦の2回戦では合わせ技一本で盤石の勝利。3回戦でも冷静に相手の動きを見極め、終始優勢に試合を進めると、延長戦で技ありを奪い順当にベスト8に駒を進めた。

 そして迎えた準々決勝も気迫のこもった柔道で東京五輪準決勝で破った相手を再びねじ伏せ、メダル確定まであと1勝となる準決勝進出を決めた。開始から6分49秒。お互い指導ゼロで突入した延長戦で一瞬の隙を逃さなかった。素早い投げで技ありを奪い、難敵を退けた。準決勝では、上位ランクの選手を次々と破り快進撃を見せるイタリアのエスポジトと対戦する。

 男子81キロ級は、五輪史上連覇を果たした選手がいない階級。歴史的な連覇へ、そして女子48キロ級の角田夏実(31=SBC湘南美容クリニック)、男子66キロ級の阿部一二三(26、パーク24)に続く今大会柔道日本勢3つ目の金メダルへ、永瀬は止まらない。

 ◇永瀬 貴規(ながせ・たかのり)1993年(平5)10月14日生まれ、長崎県出身の30歳。長崎日大高、筑波大を経て16年4月から旭化成所属。6歳で地元の養心会で柔道を開始。13年に講道館杯、14年に選抜体重別選手権を初制覇。順調に実績を積み、2度目の出場だった15年世界選手権で初の世界一。16年リオデジャネイロ五輪は3位、21年東京五輪は金メダル。

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