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スケボー連覇の堀米雄斗 父が明かした苦悩の日々「血尿が止まらないと言った時も」現地観戦で感無量

2024年07月31日 11:30

スケートボード

スケボー連覇の堀米雄斗 父が明かした苦悩の日々「血尿が止まらないと言った時も」現地観戦で感無量
五輪2連覇から一夜明け、会見に臨んだ堀米雄斗 Photo By スポニチ
 【パリ五輪第4日 スケートボード 】 男子決勝が29日に行われ、東京五輪王者の堀米雄斗(25=三井住友DSアセットマネジメント)が合計281・14点で金メダルを獲得し、五輪2連覇を達成した。8人による決勝では、ベストトリック最終5本目で「ノーリー・バックサイド270テールブラントスライド」に成功。全体最高の97・08点を叩き出し、7番手から神懸かり的な大逆転。まさに超人的なパフォーマンスで、スケボー界に金字塔を打ち立てた。
 スケボーを始めるきっかけを与えた父・亮太さんは、東京五輪後の3年間も、愛息を常に案じてきた。世間一般に知られるアイコンとなり、取り巻く環境は一変。「身の回りの変化に戸惑っていることもあった。(精神的な疲労で)一時、血尿が止まらないと言った時もあった」と話す。

 五輪予選シリーズは8戦中3戦で予選落ち。ランの得点が不可解なまでに低いことが多く、「金メダリストになり、ジャッジに厳しい目で見られる。徐々に(トリックの難度を)上げていくやり方が消極的と見なされた。そこに苦しんだ」と話す。特にラスト2戦目の上海大会は準決勝にも上がれず、パリへの道は途絶えたかに見えた。そんな時でも「最後まで諦めるな」と伝え続けた。「ほぼ返信はない」と苦笑いしながらも思いは届いた。

 東京五輪決勝中はバイクをこぐなど、普段は試合を見ないことが多いが、今回は大嫌いな飛行機に乗ってパリへ駆け付けた。客席で奇跡的な逆転優勝を目の当たりにし、「鳥肌(が立つの)を超えた」と感無量だった。

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