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【レスリング】尾崎野乃香「初めて持ち味を封じられた」得意のタックルが通用せず準々決勝で敗戦

2024年08月06日 01:34

レスリング

【レスリング】尾崎野乃香「初めて持ち味を封じられた」得意のタックルが通用せず準々決勝で敗戦
キルギスのジュマナザロワ(左)に準々決勝で敗れた尾崎野乃香(AP) Photo By AP
 【パリ五輪第11日 レスリング ( 2024年8月5日    シャンドマルス・アリーナ )】 女子68キロ級の尾崎野乃香(慶大)は準々決勝で21年東京五輪銅メダルのメーリム・ジュマナザロワ(キルギス)に6―8で敗れた。金メダルの可能性は消滅し、この後の準決勝でジュマナザロワが決勝に勝ち上がれば、6日に行われる敗者復活戦に進出、敗れれば敗退が決定する。
 初戦でベネズエラ選手からわずか32秒でテクニカルスペリオリティー勝ちを収めた尾崎だが、準々決勝では得意のタックルをことごとく封じられ、第1ピリオドは0―6と大きなビハインドを負った。第2ピリオドは背後に回るなどポイントを重ね、6―6と同点に。このままなら内容差で勝利できる状況だったが、終盤にたくみにバックを取られて失点。そのまま逃げ切られた。

 目標だった慶大女子初の金メダル獲得の可能性が消滅した尾崎は、涙目になりながら「タックルに入れば取れると思い込んでいた。初めて自分の持ち味を封じられたと思った」と語った。当初は22年の世界選手権を制した62キロ級で五輪を目指していたが、可能性が消滅し、6キロ重い68キロ級に転向。昨年末の全日本選手権、今年1月のプレーオフを制してパリ行きの切符を獲得したが、同級での国際大会経験は4月のアジア選手権のみ。2度目の国際大会が五輪本番という状況で、初対戦の相手に敗れた。

 このまま敗退が決まるのか、銅メダルへの道が残されるかは、ジュマナザロワの準決勝結果次第。東京五輪では6階級中4階級を制した女子代表勢にとっても、厳しいスタートになった。

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